いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



全国高校サッカー 3回戦 & 箱根駅伝復路

藤枝明誠 1−0 岐阜工


!?

何で勝ったんだ?
内容では完敗。岐阜工自慢の守備力はもちろん攻撃の質、出足の早さ、スタミナと全ての面で岐阜工が上だった。
藤枝明誠は持ちすぎ&劣悪センターリングと1回戦に逆戻りした攻撃にバテバテでgdgdの後半。なのに何故か選手交代をしないイミフ采配と孤軍奮闘のキーパー以外誉められる点がないのだが。
サッカーって怖いね。




箱根
シード権の望みをかけたアンカーがブレーキとか\(^o^)/


まぁそれはいいや。



盛り上がらなかったなー。
区間区間賞タイムが遅い。
いくら復路でもこれだけスター不在なのは珍しいのでは?

「風に乗りて歩むもの」原田宇陀児(ガガガ文庫)

風に乗りて歩むもの (ガガガ文庫)
風に乗りて歩むもの (ガガガ文庫)

私立探偵兼タクシードライバーのボギィは、旧知のアローニ警部からある東洋人少女の護送依頼を受ける。「行き先は言えない」と警部に言われ、毒舌を吐きながらボギィはその寡黙な少女を乗せ、とりあえずタクシーを走らせていると、突然、何者かの襲撃。少女は命を狙われている? なぜ……? 少女は何も語らない。何もわからぬまま「見えない敵」から逃亡を続けるうちに、ふたりの間にはいつしか不思議な絆が芽生え始め……。原田宇陀児、渾身のオリジナル長編デビュー作!


面白かった・・・前半は。
ハードボイルド臭の濃いプロローグに始まり、それに負けないくらいハードボイルドな老探偵ボギィの存在。
ハードボイルド好きとしては冒頭のそれだけでも楽しみが広がったが、もう一人の主人公である少女グラニットのキャラがまたいい。どんな状況に置かれても健気に頑張る彼女はどうしたって応援したくなる。
そんな二人のギリギリの逃亡劇や、初めは全くそりの合わない二人が逃げている間にお互い通じ合っていく過程が良くて、ワクワクしながら読み進めていったのだが・・・。
後半、事件の真相に重点が置かれ行くと同時に、二人の冒険譚で高揚していた気分がどんどん冷めていくのを感じた。
物語の核である事件があまりにもお粗末。
納得できないことのオンパレードでこじ付けにしか見えない(ヘロンって誰? イーグル氏は多重人格者か何かか?などなど)。さらにエピローグが最悪。大事な締めを言い訳や誤魔化しに使うなよ。
もっと事件やグラニットの設定を簡素化して逃避行だけに焦点を定めれば、絶対面白いものになったと思うのだけど。


そういえばこれ、クトゥルフ絡めた意味はあったのか?