いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「俺の妹がこんなに可愛いわけがない (6)」伏見つかさ(電撃文庫)

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈6〉 (電撃文庫)
俺の妹がこんなに可愛いわけがない 6 (電撃文庫 ふ 8-11)

ヤバイ。桐乃ヤバイ。俺の妹マジヤバイ。
まず偉そう。もう傲岸不遜なんてもんじゃない。超居丈高。
「オマエ何様」って妹にきくと、「チッ」って舌打ちするだけじゃなく、その後腕組んで「うざい」って睨みかえしてくる。
スゲェ! なんか遠慮とか無いの。妹なんだから兄貴のことを敬って、もっと仲良くしなきゃいけないんじゃ──と思っていた時期が俺にもありました。
けど桐乃は違う。そんなの気にしない。むしろ誇らしげ。
とにかくお前ら、ウチにいる妹のヤバさをもっと知るべきだと思います。そんなヤバイ桐乃と一緒にいる俺、超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。

今回は各章で話が切れていて短編集のような仕様。



麻奈美の出番のあまりの少なさに絶望したorz
大切な第二章が変態兄妹なんかに奪われてしまうとは・・・
あやせ先生! 麻奈美改造計画の早期完遂をお願いします!
え、他? もうどうでm(ry
沙織メインの第三章が良かった。
ついに出てきた普段の沙織が可愛いこと可愛いこと。その淋しげな様子や健気さとこれまでのキャラとのギャップに惹かれる。頑張ってたんだなぁ。麻奈美派の自分でも、沙織ルートならありだなと思わせる可愛さ。
しかも、話としても友情がテーマの最後にほろっと泣けるいい話で、第二章で負った傷を癒して余りある満足度だった。
それにしても最近フラグを乱立しすぎじゃないか、京介氏。もしやハーレムラブコメルート狙ってるとか?w
京介と言えば全体的に目に付いたのは京介のオタ化。
アキバの買い物ルートといい自分の状況をエロゲに置き換えてしまうことといい、もう到底戻れない深みまで行ってしまわれている。赤城との買い物は正直引いた。たった一年で毒されすぎだろう。 
最後はすでに恒例になっている衝撃のラスト。でも冷静に考えると今回はしつこい男に付きまとわれてというオチのような。



〜あとがきのあれ〜
普通に負けましたが何か?w
あやせとの会話とか比較とかあやせ絡みで笑いどころが多かった。