いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「前略。ねこと天使と同居はじめました。」緋月薙(HJ文庫)

前略。ねこと天使と同居はじめました。 (HJ文庫 ひ)
前略。ねこと天使と同居はじめました。 (HJ文庫 ひ)

高校教諭の水上悟は帰り道、道端に捨てられていた3匹の猫と15歳前後の少女、澪を拾い共同生活を始めた。自分のことなどはほとんど覚えていない澪だが、猫たちと会話が出来ている節はあるし、あまつさえオタク知識の豊富さは驚異的と、不思議なことがいっぱい。それもそのはず、これは天界の天使たちの悪だくみ。澪と悟と猫たちの運命は!?

第4回ノベルジャパン大賞銀賞受賞作品。一人暮らしの主人公のところに正体不明の美少女が転がり込んでくるという、ラノベでもエロゲでも大変よく見られるシチュエーションのラブコメ



可愛かった・・・・・・猫が。ぬこ〜(*´Д`*)
人語を理解して行動してくれるけれども、本質はやっぱり気まぐれ。いいですね。理想ですね。この三匹は陽気さとシンクロ率の高さも可愛くて、猫部分を読んでいるだけでも癒された。


話の方も普通に面白かった。
元々こういうベタ甘でハートフルなラブコメが好みというのもあるけど、ネタに走るところは思いっきりやって(エロゲネタだけどねw)、シリアスなところはちゃんとシリアスにと、(どこかの金賞作品と違って)メリハリがあって良かった。それにキャラも個性的なキャラが多く、中でも理性的かつ現実的に動く主人公に好感を持てる。
あとがきによると続きがあるらしいのだが、、、折角綺麗にまとまっているだけに激しく不安。