いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「クロノ×セクス×コンプレックス (3)」壁井ユカコ(電撃文庫)

クロノ×セクス×コンプレックス〈3〉 (電撃文庫)
クロノ×セクス×コンプレックス〈3〉 (電撃文庫)

念願の現代日本に帰ったミムラ。だが幼なじみの小町は存在ごと消え、故郷の姿は変わり果てていた。意気消沈して学園に戻ったミムラのためにオリンピアが使った時間魔法で、学園に起こる大パニック。そしてミムラは、時間の改変がもたらす恐ろしい結果、そして「小町を忘れるな」という司書の言葉の意味を知ることになる。司書の正体とは──!


まさかのジュラシックパーク編(違w
タイムトラベル出来るからありといえばありだけど、ここまでくるとちょっと違和感が。
そんなことよりも、ついに出た入れ替わり相手のオールドマンですよ。
濃っ! エロいし病んでるし、目的のためには手段を選ばないから一筋縄ではいかないキャラだとは思ってたけど、ここまで濃いとは。おかげでTSものの醍醐味である入れ替わった同士のやり取りはニヤニヤ度倍増。朔太郎可愛すぎ萌えたw
ストーリーの方も一気に中核が近付いた感じ。
司書の言葉以外意味を持たなかった小町の存在に今回使ったオリンピアの魔法など、色々な伏線が繋がっていき、迎える衝撃のラストは見事の一言。
薄いわ口絵には恐竜がいるわでどうなるかと思ったけど、ストーリーはがっつり進んでTSもののお楽しみもありで、文句なしで面白かった。朔太郎は目的は見つけた(見つかってしまったと言う方が正しいが)し、残っている伏線も多いので次も楽しみ。しかしこのラストは、朔太郎メインからオリンピアメインにルート変更か?