いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「新約 とある魔術の禁書目録」鎌池和馬(電撃文庫)

新約 とある魔術の禁書目録 (電撃文庫)
新約 とある魔術の禁書目録 (電撃文庫)

ローマ正教の暗部『神の右席』最後の一人、フィアンマがロシアから起こした第三次世界大戦は、上条当麻の活躍により終結した。彼の、消失と共に。
ここは上条当麻が存在しない世界。
魔術サイドは再編・改善がすすみ、信徒たちには安息の日々が訪れていた。
科学サイド総本山の学園都市では、最強の超能力者・一方通行が、『闇』と手を切り、打ち止めや番外個体と共に騒がしくも穏やかな日常を過ごしていた。そこには『グループ』の影も無い。
元スキルアウトの無能力者・浜面仕上は、ロシアで手に入れた『闇』との交渉材料を懐に、絹旗、滝壺、そして帰ってきた麦野と共に新生『アイテム』を結成、活動を再開する。
闇からの『卒業生』たちは、平穏を手に入れたのだ。──凶悪な『新入生』が、彼らの前に現れるまでは。
新約編、スタート!


ナンバリングが一新し、第2第3のヒーローが一堂に会する新約一発目。
といいつつ、主に活躍して(不幸に見舞われて)いたのは浜面仕上。
敵は戦争で猛威を振るった駆動鎧(パワードスーツ)、対するは右手に不思議な力があったりもしない正真正銘のレベル0。まさに浜面式ヘヴィーオブジェクト
時に生身で、時に借り物の装備を使って、機転という最大の武器を使って、敵を倒しピンチを切り抜けていく浜面がマジかっこいい。特に廃ビルでの攻防戦は手に汗握った。
やっぱりこのシリーズは科学サイドの話の方が熱い。戦闘中の説明が長いのが玉に瑕だけど。まあ、それは魔術サイドの話でもいっしょか。
一方の一方さんは戦時中よりもさらに冷静で別人のよう。一緒にいたミサカワーストの方が多方面でいい味出してた。ロリツッコミはクソ吹いたwww
で、最後に登場しちゃったあの御方。
率直な感想は驚きでも美味しいところだけ持っていきやがってでもなく「早っ!!」
いくらなんでも復活早すぎるだろう。こんなにすぐ出てくるなら新約にした意味あったのだろうか。普通に23巻で良かったのでは?
次は三人揃って誰と戦うのだろう。闇なのか魔術サイドなのか。



その前に上条さんは美琴さんとインなんとかさんに謝りに行ってください。一瞬だけ出てきた美琴の姿の痛々しさと言ったら(´;ω;`)ブワッ