いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「――結局、相手を不安にさせるだけなんじゃないかな?」

3月以来携帯の緊急地震速報が荒ぶった。
藤枝市は震度4らしいんだが、3くらいにしか感じなかった。
2階のせいか地盤のせいか、いつも大きく感じるだけに小さく感じるのは珍しい。




甲子園出場校決定!
始まるまでに優勝校予想してる時間あるかなぁ(^^;

「不思議系上司の攻略法 (2)」水沢あきと(メディアワークス文庫)

不思議系上司の攻略法〈2〉 (メディアワークス文庫)
不思議系上司の攻略法 2 (メディアワークス文庫 み 2-2)

平日はSE業者の上司と部下として、休日はメイプル・ホームでの給仕役と料理人として二重生活を送る石峰真夜と梶原健二。そんな2人に、急遽名古屋出張の辞令が出た。任されたのは、大学の新校舎におけるネットワーク構築。いきなりの出張にいぶかしみながら現場に着いてみると、案の定工事の進行は芳しくなく、名古屋支店の作業員・高橋からも噛み付かれる始末。収支なども含めプロジェクトが“炎上”していることを把握した2人は、なんとか火消しに努めようとするのだが――そこでもう一つの思わぬトラブルが発覚した。
 用意された宿が、なんとツインルーム1室のみで……!?


お前ら高校生かっ!
1巻に引き続き仕事の苦労や人間関係のしがらみなどで板挟みになる主人公を読む作品で、その部分では問題ない出来だし共感できた。でもね、一番の楽しみは前回個人メイドエンド(予定)を迎えた二人の仲がどのくらい進んだのか、もしくはこの話でどのくらい進むのかだった訳ですよ。
それがまさか、これっぽっちも進んでないとは。逆に二人とも子供っぽくなってるってどういうことなの。
ホテルでの一コマなんかは完全に高校生のリアクション。そういう初々しい反応は、少年少女がやる分には微笑ましいが、大人がやると苦笑いになるから。
巻き込まれた事件も、畑違いから少々自分の職種に近づいたからそう感じるのかもしれないが、前回にも増して現実離れしてしまったような。
前提として、そんな先がなくなるようなことをするのかという点も疑問だが、とりあえず他業種の人間が見てすぐ分かるような証拠は残すはずがない。
二人の仲は変わらず、話にはリアリティがないでは、やっぱり感動は薄い。
次はあるのかな? あるならちゃんと“攻略”して欲しい。