いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「せめて神様、あたしにもう一回り胸囲を……!」

★ありがとーございまーす……赤だと!?




内閣改造(笑)
どうせまた失言大臣増やすだけなんでしょ。
短期間コロコロ変えられて、その度に駄大臣共のために任命式やらなきゃならない天皇陛下も大変だ。
無意味なことしてないで早く解散して民意を問えよ。

「金は彼女の回りもの」時田唯(電撃文庫)

金は彼女の回りもの (電撃文庫)
金は彼女の回りもの (電撃文庫)

突如、母の残した借金2千万円を背負うことになった高校生・透。妹との夜逃げ寸前のピンチを救ったのは、同じ学校に通う美人お嬢様・茜だった。
透は恩人である茜に“下僕の恩返し大作戦”を敢行するが、ある事件のせいで人間不信に陥っている茜は透を信じることができず……。そんな折、茜の誕生日パーティで、再び彼女の心を踏みにじる事件が勃発し──
下僕の真心がお嬢様の冷えた心を温めるほんわか主従ラブコメ


話が噛み合ってねー!
聖人君子というよりただの天然な主人公・透に、人間不信なお嬢様・茜、透が好き過ぎて暴走気味の幼馴染み・吉田さん。考え方がまるっきり違って相手の思考が読めず、三者三様に空回る姿が面白い。
でも、そんな三人が会話を重ねて相手の本心を知ろうと頑張っている様子は三人の誠実さが見えて気持ちがいい。特に人間不信の茜が二人の庶民に感化されていく様子が良い。
と、第二章までは面白かったのだけど、第三章以降がちょっとなあ。
突飛なイベントと急に上がったテンションについていけなかった。
コメディでこれを言っちゃいけないんだけど、金の亡者の大人たちがこんなことしないだろ、普通。それに野球拳→スポーツ→階段上りの真面目にやってるんだかやってないんだか分からない流れも微妙。
ハートフルなラストは悪くなかっただけに、そこまでの過程がどうにかならなかったのだろうか?という思いが強い。