いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「のうりん3」白鳥士郎(GA文庫)

のうりん 3 (GA文庫)
のうりん 3 (GA文庫)

どもどもー☆ でへへ〜、とうとう先生が表紙になっちゃったよー?
ここ『のうりん』は、岐阜県にある農業高校。普通科にはない楽しい学科がい〜〜っぱい♪
その中でも、私、ベッキー先生が担任をしてる2年A組は毎日が大騒動! 男子生徒が先生を巡ってケンカしたり、調理実習では男子生徒が料理より先生を食べたがったり……ダメよみんな! ケンカはダメ!!
そんなある日、素敵な男性が先生を訪ねて来たの。も、もしかしてこの人は……過真鳥くん、先生のこと「お母さん」って呼んで!!
四十歳が表紙を飾る掟破りの農業高校ラブコメ第3弾! 悲しみを肥やしに変えて――立てよ! 農民!!


もう元に戻ったー!w
前回「こんなの絶対おかしいよ!」で衝撃のラストを迎えたのに、あっさり対立関係に逆戻り。いやそっちの関係の方が読んでる分には面白いんだけどさ。なんだろうこの遣り切れない感じ。納得いかねー。


さて、おぞましい表紙の3巻の中身はジェットコースターのように緩急の激しい内容だった。
真面目モードの時は深く濃く農業薀蓄を語り、ふざける時は思いっきりネタに走りと両極端。後者は当然のように面白いし、薀蓄小説好きとしては前者も知識欲を満たしてくれるのでかなり楽しい。
逆に笑いを取る方で少々やりすぎなネタも。第3限 クッキングババと第6限 伝説の授業はドン引きした(特に後者)
でも、笑えるネタの方が多いので問題なし。
中でも林檎がすっかりドS姫キャラとして定着した第1限と、挿絵も衝撃的だった第5限がお気に入り。
終盤にはすでに恒例の感動できるいい話もあり、今回も大いに笑えて笑い以外の要素も楽しかった。
次は夏休みで実家で大騒ぎ編?