いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「なあ山野上……時速60キロメートルって知ってるか?」

俺妹#10

登場時間、印象、可愛さ、全てにおいて。
ウエディングドレス妹<マイラブリーエンジェル
麻奈実が出てきたところのコメントでイラッとした。最終巻は許せないという気持ちが強くなった。




↓冒頭はデジャブじゃないよ! コピペだよ!

「斉藤アリスは有害です。2 〜あなたが未来の魔王です〜」中維(電撃文庫)

斉藤アリスは有害です。 (2) ~あなたが未来の魔王です~ (電撃文庫)
斉藤アリスは有害です。 (2) ~あなたが未来の魔王です~ (電撃文庫)

それは人類で唯一人の法定「有害者」斉藤アリスと山野上秀明の出会いと事件から、しばらく後……。
米国より新たに送り込まれた金髪碧眼の美少女ドロシーは、「有害候補生」なる肩書きを引っさげ秀明の前に現れた。
天真爛漫に振る舞うドロシーは、しかし秀明が嫌うオカルトじみた事情を抱えていた――曰く、自分は未来からの来訪者で、しかも秀明の娘なのだ、と。
そして彼女の身に隠された秘密が明らかになるとき、秀明とアリス、仲間たちをも巻き込んで新たな事件が起こり!?


まさかの続編。一冊で綺麗にまとまっていたので蛇足じゃないかと心配していたら、、、
新キャラを中心に据えた新しい物語なので蛇足というわけではなかったが、面白いかと言われると……。
一人の少女に課せられた運命の悲惨さや遣る瀬無さは1巻と共通するところだが、ドロシーに関しては余分な肉付けをし過ぎて焦点がぼけてしまった気がする。どう考えても未来設定は要らなかったよなあ。
真面目な話をしている時までボケで返す悪ノリもそれを助長している。会話のテンポが良いのいいけど、メリハリは付けてくれないと、どこでシリアスムードに入ったらいいのか分からん。
それでも、メインストーリーの脇でちょくちょく出てくるアリスと秀明の可愛らしいやり取りや、町内の人との気さくな会話など1巻の後日談的な部分は楽しめた。
1巻はとんでも設定にも関わらず綺麗にまとまったボーイミールガールだったのに、2巻はどうしてこんなに取っ散らかってしまったんだろう。