いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「うぬぬ……貴様らに見せる裸はない!」

梅雨空に見せかけて気圧配置が全く梅雨らしくない件。梅雨前線どこ行った?



働魔王#10
店長かわいいよ店長。能登さんだけにね。
某作品は1クールで6巻まで行ってしまうというのに、こちらは引き延ばして2巻か。
水着回は嬉しいけどちーちゃん大きすぎで変(´・ω・`) それよか本気出してたお化け屋敷が見所。

「おんせん部!」河里一伸(このライトノベルがすごい!文庫)

おんせん部! (このライトノベルがすごい! 文庫)
おんせん部! (このライトノベルがすごい! 文庫)

「一緒におんせん部に入ろう!」幼馴染の少女、原田由香から、おんせん部に誘われた主人公高宮健吾。中学の頃に野球で痛めた腰を湯治により癒したことのある健吾は、入部を快諾する。しかし、おんせん部は女湯への到達を目指す男子とそれを阻止する女子による競技「温戦」に青春を燃やす部活動だった!? もし、毎回が温泉回の物語があったら………を合言葉に、変則部活動に情熱を燃やす少年少女の姿を熱く、そしてコミカルに描く意欲作。


エロくないってどういうことですかー!!
作者がガチな官能小説家ということで、ワタクシ少なからず期待しておりました。
しかもテーマが「のぞき」。いわゆる女性の入浴シーンを覗くこと。本当にやったら犯罪だが、それを「温戦」という競技にしてしまってバカな男のロマンを追い求めるというコンセプト。これは期待せざるを得ないでしょう。
なのに、こんなおバカな設定なのに姿勢が真面目すぎるよorz
それでも、こういうバカなことを本気でやるノリは嫌いじゃない。いや、かなり好きなので、温戦が面白ければ問題はなかったのだが……。
一言で言うと設定が甘い。
ツッコミどころを箇条書きにしただけで普段の感想の分量を超えてしまいそうなので割愛するが、肝心の温戦の設定の甘さが致命的。どこまでやっていいのかという線引きが曖昧(主に暴力的な意味で)で、かつ男女のパワーバランスがおかしいので競技がイマイチ盛り上がらない。
あと、どうにも読み難いと思いながら読んでいたのだが、どうやら会話の間に長めの状況説明が入ることが多いのが原因っぽい。
官能小説ならこの会話の間の描写で臨場感を出すんだろうけど、ライトノベルだと普通の状況描写しかできないから会話のテンポを阻害するデメリットの方が大きい。
コンセプトは好感触だったのだが、、、もうちょっと羽目をはずしても良かったのではないだろうか。