いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「世紀末救世主伝説 ―魔王― 〜勇者の少女を育てるために、魔王の俺が人間界の世直し始めました〜」松山剛(一迅社文庫)

世紀末救世主伝説 ―魔王― ~勇者の少女を育てるために、魔王の俺が人間界の世直し始めました~ (一迅社文庫)
世紀末救世主伝説 ―魔王― ~勇者の少女を育てるために、魔王の俺が人間界の世直し始めました~ (一迅社文庫)

圧倒的な力で魔界を平定した魔王・ヘメロカリスは、暇をもてあましていた。
敵はいない。雑務は退屈。仕事をさぼれば参謀のシャルから説教される。そんな中、彼は自分と互角に闘える可能性を秘めた「勇者」の一族がいることを耳にし、期待を胸に人間界を訪れる。
……だが、人間界はモヒカンが跋扈する世紀末と化していた!
人間社会が荒廃しているため、勇者の血を引く少女・グランディスは生活を送るのに手一杯。冒険に出るどころではない。業を煮やした魔王は、勇者を立派に育てるため、一つの決断をくだした!
「俺は――人間界をたてなおす!」


ロ、ロリコンだー(変態だーのaa略
魔界が太平で暇な魔王さまが見出したのは人間界の勇者の末裔。それはそれは健気でロリロリしい幼女で。
骨抜きにされた魔王のほぼストーカーライフコメディが始まるんですね! 初めから『おゆうぎかい』乱入とは飛ばしてますね!
……あれ? なんでもう16歳になってるの?
そんなわけで、話のメインは16歳の勇者のパーティに魔王+側近が入って一緒に旅をする物語。しかも舞台は魔界>>>人間界。タイトルェ…
一迅社文庫的には触手とか淫魔とかをやりたかったのだろうか。当の魔王が勇者を神聖視していて、そういうのをあまり楽しんでる風じゃないし、早々に助けちゃうからサービスシーンとしてはパッとしない。
まあ、勇者ちゃんが最初から最後まで可愛かったからいいか。でも個人的イチオシは側近のシャル。魔王が可愛がり過ぎて愛玩動物化している勇者より、段々とデレを隠さなくなっていくシャルの方がニヤニヤ度高し。


松山さんの作品らしくハートフルな話で、落としどころも綺麗なので面白くなかったわけではないのだが……。
勇者の育成や世紀末と化した人間界の世直しなど、タイトルやあらすじの内容をさっさと片付けて違うことをしているのでコレジャナイ感はかなり強い。

第96回全国高校野球選手権大会 12日目

1試合目を少々ラジオで聴いただけで他は未視聴。


第1試合
三重(三重) 9−3 沖縄尚学(沖縄)


沖縄のピッチャーにはタフなイメージがあったけど、山城くんは疲れが残るタイプだったらしい。
下半身にきそうなフォームだしねえ。



第2試合
敦賀気比(福井)7−2 八戸学院光星(青森)


連続二桁得点は止まったのものまた快勝。
敦賀気比強い! 頭一つ抜けてる感がある。



第3試合
健大高崎(群馬) 2−5 大阪桐蔭(大阪)


あら、健大高崎負けたのか。
初戦のイメージが強いので大阪桐蔭の勝ち目は薄いと思っていたのだけど。
大阪桐蔭はその名前だけで相手を威圧できるのが良いよね。



第4試合
聖光学院(福島) 1−5 日本文理(新潟)


日本文理は準優勝した年ほどの勢いは感じないけど地味に強い。
聖光学院は最後まで貧打だった。