そこそこ涼しくなって、そこそこ体調が回復したので、長らくサボっていた腹筋を再開いたしました。
やってなかった所為か腰痛(主に右)が酷くて(^^;
「魔王の俺がエルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?3」手島史詞(HJ文庫)
魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?3 (HJ文庫)
魔王の主催する船上パーティにご招待!
執事と娘が増え、賑やかになったザガンの居城。相変わらず不器用ながらも距離を縮めるザガンとネフィだが、突然ネフィが町で襲われるという事件が起こる。襲ってきたのは――肌の色の違うネフィに良く似た少女だった!
その事件の直後、ザガン宛てに魔王の一人から船上で行われる〈夜会〉への招待状が届く。城のメンバーたちはその船上パーティへと、おめかしをして赴くが――。
無愛想魔王と箱入りエルフが贈る大人気ラブコメファンタジー、豪華絢爛な第三巻!
これは、少し豪華でイベントがちょっとばかりエキサイティングな家族旅行ですね。と思っていたら、あとがきに思いっきり家族旅行って書いてあって笑った。
他の魔王の〈夜会〉に招待され、100%罠だと分かっていながら乗り込むというスリリングな話……になるはずがなかった。だってこの話、ほのぼのファミリーラブコメだもの。スリリングなイベントはお父さん・ザガンの俺TUEEE発表会ってところ。運動会の保護者リレーで転ばず文句なしの活躍をするお父さん。そりゃ格好良いわ。
そんなことよりも、
やっとイチャイチャし始めた!
ネフィが落ち込んでいる時にザガンが勇気を振り絞ったことでちゃんと甘い空気に。ザガン君よく頑張ったなあ(感涙)。二人して不慣れな感じがまた良いニヤニヤ具合。
一方で娘・フォルは意外にも甘え上手だった。ネフィと比べれば、だけど。ずっと虐げられてきたネフィと、一人だったフォルの差なんだろうな。寂しいけど怖いのと、寂しいだけなのは大きな違い。そう考えると、ネフィの不器用な甘えに心が温かくなる。やっぱりどう考えてもイチャラブじゃなくてハートフルコメディだわ、このシリーズ。今回も癒やされた。
流石に今回は家族が増えることはなかったものの、ザガンの人の良さでわんさか仲間が増えましたなところで次回へ。次はどんな困難……はお父さんがパパッと片付けちゃうから、どんな心温まるシチュエーションを見せてくれるのか楽しみ。