健康体質作り・・・・高尾山の巻(15)・・・・18日の登山日記(その7)

 登山印を押して貰った後は、いつもは「稲荷山コース」に戻り、下山を開始すことが大半であるが、
その日のスケジュールによっては先を急ぐため、1号路(表参道)をそのまま下る事も有る。
 (時間的には遥かに早い)
 7月18日(日曜日)の登山も先を急ぐ必要があった。
      
     (写真は1号路の入山開始付近)
 ちなみな1号路は写真で分かる通り、薬王院までは完全な舗装道路である。
 だから短時間で下山したい時とか、強い雨の時などは足元がしっかりしているから
便利だ。
 薬王院を下り始め、例の「男坂、女坂」を過ぎて間もなく、「淨心門(じょうしんもん)」
をくぐる。(写真は登り方向からの淨心門)
   
 この門をくぐることで、幾分かは我が心の邪心さが消え去るのではと、甘い心が
頭を擡(もた)げ出す。これも私の心に潜む、都合善き性格さであるのだ。
 更に下って行くとケーブルカーの山側の駅に着き、ややしてロープウエイの乗り場
に出る。
      
(ケーブルの登り駅「清滝」)             (到着駅「高尾山」)
 そして下の写真の左がロープウエイの登り乗車駅と、右が下り乗車駅
          
 高尾山の「登山用文明の利器(ケーブルカーとロープウエィ)」に関する私のお薦めは、下山時の
ロープウエイが絶対である。
 登りでは下界に背を向けなければならないが、下りは、ホレ、こんなにも素晴らしい光景が、恋人同士
だけの占有シートで、時間限定ではあるが楽しめるのである。
          
  以上本日は写真掲載を主として逃げ切り、次回に繋(つな)げます。

健康体質作り・・・・高尾山の巻(14)・・・・18日の登山日記(その6)

 健康登山の満行者は、ご覧のボードに名前が下がる。(実際は貰い受けた者がネーム板を自分で吊るす)

 目を凝らして見ると、「何回目」かを表示した赤い板が節々にある。
 1回目の人はその欄に、私のように11回目の人は指定の欄に吊るす事になる。
 ミシェランの三星騒ぎ以来、「薬王院」さんもボード板が足りず大変で、拡張に拡張にを強いられている。
 まあ、大半が1〜2回の満行者で欄が埋まるのであるが、昨日も記したように、下の写真のように物凄いご仁もいなさるのである。
       
 「僻(ひが)み的」に言うのであるが、100回を目指そうとしておられる猛者(つわもの)さんは、殆どが地元八王子、あるいはその近郊の皆様が多い。
 「だ・か・ら・な」などの僻みを以て自分の気持ちを楽にさせようとする私は、誰も誉めはしてくれないが、実にいい性格の持ち主なのだ。
 表参道(1号路/メイン登山道)はいつも賑やかだ。
 山の気分以上に、神仏の香りが豊かと言えるのかも知れない。
 山門をやや下ると、ご覧の通り金一封寄進者の名前がズラリと並ぶ。
 寄進額上位から2番目には、地元に居を構える大演歌歌手「北島三郎」さんの名前が輝く。
     
  (名前は毎年新しい寄進者に変わる)           (茶屋はどこも満杯だ)

 ここからどうだろうか10分も下れば、登りの時には選択に迷う「男坂・女坂」の、言うなれば追分(おいわけ)道に出る。
     
      (左が急階段の男坂。右がなだらかな女坂)
  どのみち男坂の階段を段登り切れば、他方女坂を登り切れば合流するから、よしんば仲間と分かれて登っても問題は何も無い。
 下りつつある私は勿論、この追分に背を向けて尚も下る。
 10分もしない内にケーブルカーの駅、ロープウエイの乗り場に出る。
 詳しい数字は分からないが、全登山者の相当に高いパーセントが、どちらかの文明の利器を利用しているに違いない。
 然(しか)らば「老若男女」が四季楽しめる・・・・高尾山は間違いなく名山である。
 次回をお楽しみにしてください。