2013年 第3回まえばし赤城山ヒルクライム大会 レース経過と感想と ケイデンス計の重要性 CC-CD300DW など
レース経過など
平地でいっしょだった人たちと数人でそのまま坂に突入し、ツキイチでペースを合わせようとしましたが、若干苦しい感じ。
このままのペース付いていくべきか否かを決めるため、先頭を行く人の息の乱れを確認しようと加速したとき、その方が余裕の表情で沿道の応援の人たちに手を振りはじめました。こりゃダメだとその小集団からサクッと離脱。
単独でマイペース走行を続けていたとき、別カテゴリの方に「ここが最大斜度の坂なんですよねーきっついなー」と話しかけられたのですが、これが後々非常に助かりました。
ケイデンスは68〜75rpmというしばりをかけていたため、ここが最大斜度(9.4%)の坂なのであれば、どんだけしんどくなってもここで使用しているギア(34-21T)以上に軽くしてはならないということがわかります。
この時点でケイデンスとともにギア選択にも一定基準を設けることができたおかげでペースの乱れを最低限に抑えることができました。
その後もいいあんばいなペースの人が見当たらず、ケイデンス計のみを頼りにマイペースで淡々と登ります。
注意したのは、前だけを見すぎて無我夢中になりすぎないことです。ときおり周りの景色を観て「きれいだなぁ」「きもちいいなぁ」などとつぶやくようにしてました。
それをしないとただただ前の選手を抜くことだけを考えてしまうため、ついついオーバーペースになってしまうのです。ちなみにペースもへったくれもなくなってしまった今年の乗鞍は景色を何一つ思い出すことができません。
後半にさしかかると同スタート組がポロポロと落ちてきて、ペースをそちらに合わせたくなりましたが、そこをグッとこらえてマイペースを貫く。
ラスト10分くらいのところで KUOTA KEBEL の方に豪快に抜かれ、ここで始めて人のペース合わせました。カルマ乗りとしては何が何でも付いていきたいところだったのですが、数分でちぎられました。
人のペースに合わせたことで疲労がどっと出てしまうのではとビクついていましたが、かえって脚が軽くなりそこからはうしろに付いていた人たちを引き離しグイグイ進むことができました。
ラストのスプリントは前方がどん詰まりだったこともあって出し切ることができずやや残念な終わり方。
それでも 1時間11分24秒:Ave. 246ワットとという自分にしては上出来すぎる数値が出せていたので大満足でした。
感想など
10月2日の日記に記したように、風邪をひいたままでの出走となってしまったことで「体調不良」「体重増」「睡眠不足」などを自ら招いてしまいました。
しかし、自分の学習能力のお粗末さを斟酌するとそれでよかったのかなというのが本音です。
絶好調のまま1週間前をむかえて、テーパリングが可能だったのか思いめぐらせてみると、答えは否、前日までガンガンに攻めたトレーニングをこなし、本番で撃沈というこれまで通りのパターンを踏襲していたことでしょう。
大会そのものは前回大会同様、心底すばらしいと感じました。
詳細な雰囲気は前回大会の記事を読んでいただいたほうがわかりやすいです。
2012年 第2回赤城山ヒルクライムの感想・レビューとコースの概要と攻略方法など
年齢別で優勝された方もインタビューで仰ってましたが、沿道の応援の質、量、ホスピタリティ精神などあらゆる点において他のヒルクライム大会を圧倒しています。
これからもこんな大会を作ることは難しいのではないでしょうか。来年も参加しあの気持ちのいい雰囲気を満喫したいです。
ケイデンス計の重要性 CC-CD300DW など
今回は無理な軽量化を施さずケイデンスを目安にしてマイペースで登れるようメーター類も取り付けていました。これも非常に助かりました。
使用したのはジャンクボックス行きになっていた「キャットアイ CC-CD300DW」です。
送信器の電池蓋の一部が損壊してしまったため、パワータップ購入後はジャンクボックスで眠ったままになっていたものです。
普段使用している Garmin edge 705 はパワータップを装着しているときは自動的にケイデンスを拾ってくれるのですが、ヒルクライムレース用のホイールで使用するには専用のセンサー「GSC10」が必要となります。
レースのためだけにセンサーを買うのもバカバカしいということで 取り急ぎ CC-CD300DW を使用できる状態にしました。
送信機電池蓋はとりあえず輪ゴムで止めてみたところいけそうな感じ。
受信器用マウンタもどこかへ散逸してしまったため一部自作しました。
受信器はパーツの一部欠損が見られましたがどうにかなりそうなのでそのまま使用しました。
ケイデンス用磁石はこれまたジャンクボックスに入っていたニッケルメッキのネオジム磁石です。クランクにビニルテープで貼り付けただけ。
錆びていましたが、機能的には問題がなさそうなのでそのまま使用。
出場するかしないか当日まで迷っていたためあまりにも適当な作業になってしまいました。来年も使用するつもりでいるので後日、きちんと加工修理を施します。