そう、「世界はフラット化」していくのです。

話題の順番が前後しますが、現在「フラット化する世界(原題:The World Is Flat: A Brief History Of The Twenty-first Century)」という本を読んでいます。もともと自分が強く感じていた命題を整理してくれた内容で、とても引き込まれています。この本については、また別の機会に書きたいと思いますが、いまここで言いたいことは「ここ数年のコミュニケーションの進化による、国境や国籍、民族、企業といった従来の社会的・組織的枠組みは、ここ2-3年で急激にしているし、これからその変化はさらにスピードアップする」ということです。それって、島国日本にも決して無関係じゃないよね、と、日に日にインド人比率の高まる西葛西の住人として実感するのでした。

頑張れ、野茂英雄!!

さて、メジャーリーグと言えば、第一人者はやはり野茂英雄
今日の新聞に久々にニュースが載り、「最近受けた右ひじ手術のリハビリを進め、来季のメジャー復帰を目指すとのこと。通常はサッカー一辺倒のわたくしめも、心より応援しております。以下の写真は、2004年9月のロサンゼルス・ドジャーズでの野茂のピッチング姿。またこの勇姿を見せてください。応援しています。

石崎 浩之
国際ビジネスコンサルタント

イチローの基盤、ヒデの誇り

7/26(現地時間)、シアトル・マリナーズメジャーリーグ1,279本目のヒットを放ち、日本でのヒット数を上回った。そのペースが、951試合を要した日本での記録を54試合も上回るスピード到達。そして試合後に、「それ(日本の記録を超えること)を目標にやっているから。こちらに日本の選手が少ない時は“日本の記録だろ”と軽い感じで受け取られたりした。今もそう。でも“そうじゃないよ”ということを示すにはいいこと」、さらには「僕の基盤はやっぱり日本にありますからね。」というコメントを残したそうです。日本での記録をアメリカで上回ってしまう、つくづく凄い選手だけど、さらにそこで”基盤が日本にある”という箇所に、強い共感を憶える。
また、サッカーワールドカップにおいて、日本代表の中で一番”日本”を意識していたのは、最も海外で長くプレーしていた中田ヒデだった。あの、クールを装うヒデが、たびたび「誇り」という言葉を用いて、発意を促し、グランドで駆けずり回った姿が、いまだに脳裏から離れない。
翻って自分自身。以前に書きましたが、海外に出る機会が増えてからのほうが、むしろ日本という国、そして日本人としてのアイデンティティを強く意識するようになったと思います。ボクは彼らのような高い能力を持ち合わせていなければ、国を代表するような立場にもない。そもそも日本国内にいる。でも、一人の日本人として、これから外国人がドンドン増加する日本国内において、日本人が否が応でも出て行かなければならない海外市場において、常に日本人としてのプレゼンスを意識していたい。これから、フラット化の進む世界において・・・