Accenture「銀行業のデジタルな変容」

アクセンチュアが刊行したレポートをご紹介させていただきます。


The Digital Disruption in Banking: Demons, demands, and dividends(PDFファイル)


北米のリテールバンキングの顧客である約4,000人を対象とした調査にもとづくレポートです。

オムニチャネルやマルチチャネルという言葉で、デジタルの導入による銀行業における経路の複線化が的確に表現されているのが印象に残りました。


ミレニアルと呼ばれる若い世代を中心に、27%の人々が、支店のないデジタル銀行(branchless digital bank)を考えられると回答しています(p. 3)。

銀行業に参入した場合に銀行の代替となりうる企業として、Square・PayPalAppleGoogleAmazonFedExなどが挙げられております(p. 5)。フィンテックと同様、オンライン決済のサービスは非常にホットですね。

従来のような1件1件の取引の単なる処理(transaction)の代わりに銀行に提唱されているのは、資産運用など、よりきめ細やかで総体的な金融のアドバイスの提供です(p. 9)。


日本語のものを含め、アクセンチュアのレポートは金融サービスの将来像を勉強するために重宝しております。

Fintechを取りあげた以下のレポートも、興味深く読むことができました。


The Boom in Global Fintech Investment: A new growth opportunity for London
http://www.accenture.com/Microsites/fsinsights/capital-markets-uk/Documents/Accenture-Global-Boom-in-Fintech-Investment.pdf

The Rise of Fintech: New York’s Opportunity for Tech Leadership
http://www.accenture.com/SiteCollectionDocuments/PDF/Accenture-Rise-of-Fintech-New-York.pdf