座学と実験の融合、それが実践的な勉強!

毎週、土曜日・日曜日に社会人やフリーター、Wスクールの大学生などを対象に
分析化学の知識と技術を身につけるために開講されている化学分析コースが今日も
開講されています。

今日の一年生は、応用分析化学実験の日です。応用分析化学実験では、これまでの
授業や実験だ身につけてきた知識や技術をより確実なものにするために、色んな
角度から実験を行います。今日のテーマは有機合成ガスクロマトグラフィーで、
自分たちで合成した物質が本当に目的物質か分析機器を用いて確認します。

授業でもちょうどガスクロマトグラフィーについて学んでいるところなので、
イムリーな実験でもありました。

合成の実験は前期にアスピリン(解熱剤の成分)を作る実験を行いましたが、
その時は手分析で確認を行いました。今日は機器での分析です。学生たちは機器
分析法の授業や有機化学の授業で習ったことを確かめながら実験に取り組んで
います。中には仕事で最近疑問に思っていたことを確かめているものもいました。

今日の実験では原材料と目的物、そして自分たちで合成した物質を比較する定性
分析だけで終わりましたが、みんなちゃんと目的の酢酸エチルが合成できていた
ようでした。

Mさんは最近仕事で出てきた『縮合』というものがよくわからなかったそうですが、
今日の実験がまさに縮合の実験でした。今日の内容をじっくり復習すればいま
までのもやもやもスッキリするでしょう。

来週には、ちゃんと理解できたか教えてくださいね。

by ドラ一郎