環境分析化学実験

二年生 資源分析化学科では、環境分析化学実験が行われました。
大気、水質、土壌など環境に関する分析技術を身に付ける実験です。
学校の前の川(大川)から水をサンプリングし、その中に
アンモニアがどれだけ含まれているか分析をしていました。
ひときわ楽しそうに実験をしていたM君(写真右から2番目)にインタビューしてみました。

M君は、高校の授業で地球環境化学を学び、そこから環境に興味を持ちました。
「化学の歴史を振り返ると、私たちの生活を豊かにしてきた一方で、
地球環境に公害をもたらしてきたという背景も忘れられず、
今後同じことを繰り返さないために、地球を守っていきたい」
と高校時代に強い志を持ち、本校に入学しました。
本校入学後、M君はその志の実現に向けて努力し、難易度の高い国家資格である
公害防止管理者」を取得しました。

また、今回の実験に関して、M君曰く
「初めて学ぶ方法であり、使用する分析器具も
今までに使ったことがないものなので楽しいです」、
「蒸留の仕組みが分かって、とても勉強になった」などの感想を語り、
とにかく楽しみながら、実験操作方法を修得している様子が伝わってきました。
写真は、M君が予習のために書いたノートです。

次週の環境分析化学実験では、卒業研究で必要な操作方法を学べるため、
それもまた今から楽しみだと、期待している様子でした。

実験準備の手伝いも楽しみ

本校では、高校からの依頼により、出張で実験会を開催することがあります。
毎年様々な高校に出張実験会に行っておりますが、今日は6月20日(木)に行われる
兵庫県西脇工業高校の出張実験会の準備を、バッテン先生が行っていました。

昨年度、西脇工業高校で行われた出張実験会の様子は、以下のURLからご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20080625
http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20120628

バッテン先生は学生の実験が終了後、出張実験会へ持参する試薬等の準備を始めました。
すると、実験を終えた2年 有機テクノロジー学科の学生がその準備に興味を持ち、
手伝いたいと申し出てきました。
写真は、二年 有機テクノロジー学科T君が、本当に実験が上手くいくか
確認をしてくれている様子です。


この光り輝く三角フラスコの中では、「ルミノール反応」が起こっています。
犯罪捜査などで血痕の検出に用いられる反応です。
光り輝く反応に、学生達も大喜びでした。

西脇工業高校の生徒さん達にも、必ず化学の楽しさが伝わることと思います。
その様子は、後日ブログで紹介します。

卒業研究

先週末、みなと先生のブログで紹介されていた
PFD(プロセスフローダイアグラム(Process Flow Diagram)の略称)の提出日が、
今日でした。

みなと先生のブログはこちらをご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20130614

写真は、学生達が担当の先生に作成したPFDを提出している様子です。
全班、時間内に提出が完了いたしました。


写真右側のMさんは、「作成にはとても苦労しましたが、これがあるから実験ができる。
その大切さを知ることができた」と話してくれました。

このPFDを元に、今後必要な試薬や器具を洗い出し、
いよいよ後期から卒業研究がスタートします。

byせんぱい