可愛いフクロウ 細川家の禁制
本日ももみじの落葉が盛んである。
天候不順で僅かな晴れ間を除いて曇天と雨天が繰り返し訪れた。
明日は終日晴天の模様。
Youtubeで可愛いフクロウの動画を発見したので御紹介。
子供の頃、老僧が山でフクロウの子供を拾って来たことがあって、フクロウを飼っていたことがある。
この動画のような愛らしさは微塵もなくて、ものすごい野生に溢れた顔つきをしていた。
可愛いというより威厳のようなものすら感じた。
動物系の番組でやたらと可愛いとか可愛そうとか感動を強調した番組があるが、ああいった番組は案外、動物の本当の姿を伝えていないような気もするのだが、いかがなものだろうか。
尤もこんな可愛いフクロウだったら一度、飼ってみたいものだ。
本日は熊本大学の永青文庫研究センターの方が来訪され、御話を伺う機会があった。
当山にある細川家の禁制を見たいと立ち寄られた。(永青文庫は目白台にあり、細川家伝来の美術品、歴史文書などを収蔵・展示・研究している)
禁制というのは所領を安堵する為の書状や立札のようなものである。
私はこうした分野について全く門外漢なので興味もなかったのだが、当山にある御醍醐天皇の禁制と細川家の文面を比較して類似を指摘され、後醍醐天皇の禁制を元に細川家の均制が作られた可能性があるという指摘があり、眼から鱗の思いがした。全く違う時代のもなので関連性があるとは思いもしなかったのだ。
専門家に親しく御話を伺えるというのはなかなか得られない機会で非常に勉強になった。
先日は西舞鶴の中筋小学校の生徒さんが見学に来られて、教育委員会の方の案内と説明で境内を散策された。西舞鶴の生徒さんが東舞鶴の史跡見学に来られるというのは今回が初めてなのだという。
今年から西舞鶴の子供達を東舞鶴の史跡見学にことになったのだという。
子供達が地元の史跡や名勝を訪れ、きちんとした説明や学習で理解を深めるというのはとても大切なことだと思う。
私は地誌を学ぶというのはアイデンティティになると思っている。
歴史を学ぶことで自分の住んでいる地域に誇りや自覚を持ち、自分の興味や関心で自ら何かを学ぶというきっかけになると思うのだ。
地域学のすすめ―考古学からの提言 (岩波新書 新赤版 (793))
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先日も森浩一氏の「地域学のすすめ」をパラ読みしていたら、「考古学は地域に勇気をあたえることを目指して進めねばなりません」という言葉があって、多いに共感した。
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