大野フェス、ワタル

★9日金曜は気軽に楽しめるミラマーレオペラ。いい企画です
大野一雄フェスティバル2009は舞踏の始まり『禁色』50年として、エッセンスを伝えようとする試みが続いている。最終日の日曜はヨネヤマママコも出る。
★10日は古川あんず弟子でサシャ・ヴァルツの元で活躍する鈴木孝子。横浜に取材した音、映像とのコラボだが、ラストの動きには体を追求している厚みが感じられた。夜はシアター夜光館。東北に根付いたアングラの魂。赤土類、首くくりたく像のゲストも見応え
★11日は和栗由紀夫小原明子が踊った。和栗は久しぶりに生なソロがいい。ブラジルで弓場バレエを主宰する小原は七十過ぎとは思えないりんとした美しい姿で感動した
★10月12日は、11日に続き大野フェスに行き、若松美黄と大野慶人の絡みを見てから中野テルプシコールに飛ぶ。若松の軽ろみが何とも楽しい。慶人はアルヘンチーナ、ディヴィーヌを少し踊った
★中野は天狼星堂のワタルのソロ。もう一景作り、メリハリが強まればいいが、期待する舞踏家

志賀信夫