松尾順造写真展はじまりました

いやはや、いきなり冬になりましたね〜。カフェ豆の壁と天上は必要以上にしっかり防音材をはりめぐらしているので、じつは先週まで冷房を入れていました。エアコンを入れていないと温かいというより暑くなるものですから。でもさすがに今日から暖房を入れました。暖房を入れるといっても最初に店内が暖まれば、あとはエアコンなしで十分あったかいんです。これ相当な省エネだし、エコだし。でもクーラーつけてたぶん一緒か…。ま、なにはともあれ、いよいよ始まりました松尾順造写真展2008「切支丹の窓 II 」。




こんな感じです。写真自体は会場で本物をご覧ください。きっとこれまでに見たこともなかった教会が目に飛び込んでくると思います。それは教会建築のもつ美しさとか、ステンドグラスを通してみる光のハーモニーとか、信仰の気高さとか、そうしたものを飛び越えて見えてくる長崎の地で信仰を貫いた切支丹と呼ばれる人たちの思いが伝わってきます。「ああ、これも長崎を長崎たらしめているひとつの歴史であり姿なんだなあ」と思います。しかし松尾氏の写真はそれだけには留まらない、なんといいますか、ググッと迫る視線にハッとさせられます。それは特にいちばん奥の鉄板の壁面に飾られた5点の作品。膨大な数の写真の中から、松尾氏とふたりで選び抜いたたった5枚の写真。それはもはや風景ではないといってもいいでしょう。ステンドグラスのガラスのテクスチュアそのものにまで迫った視線は、それだけを見ても何を写したものか分からないぐらいです。しかしそこに長崎の教会が歩んできた歴史が凝縮され、さらに普遍的な救いを求めた人々の想いが伝わってくるような気がします。椅子に腰掛けて、じっくりと対話していただきたいと思います。今回はいつもよりお店全体の照明を落として、写真に光をあてています。礼拝堂とまではいかなくても清閑な空気が流れています。思わずBGMをバッハにしてしまいました。ちょっとあまりに似合いすぎたので、ときどきかけることにします。でもリクエストがあればいつでもかけますのでご遠慮なく言ってください。

バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻

バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻

バッハ : 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ

バッハ : 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ

Sonatas & Partitas

Sonatas & Partitas

バッハ:フーガの技法

バッハ:フーガの技法

それから、12月13日(土)に開催の松尾薫ピアノコンサートもこのバッハとショパンが演奏されます。

今日、さっそく予約のお電話をいただきました。限定30名様です。
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さて、先日からお知らせしております「山本正興トークショー」の日が近づいてまいりました。まだ予約できますので、あきらめていた方は是非お電話ください。