KYODO HOUSE -Art of Living 近藤ヒデノリのブログ

クリエイティブディレクター\編集者\ソーシャルアクティビスト 近藤ヒデノリのブログ

TOKYO ART MONTH(東京アート月間)始まってます

HAKUHODO ART PROJECT東京メトロさんと進めてきた「TOKYO ART MONTH(東京アート月間)」が11月1日より31日まで始まっています。

TOKYO ART MONTHはこの秋、東京の美術館・ギャラリーで開催される70あまりの展覧会やアートイベントをエリア別に紹介することで、多様なアートの魅力を多くの人に知らせ、東京のアート・カルチャーシーンを盛り上げていくことを目的としています。東京メトロの駅に貼られるポスターや、地下鉄車内のポスター、各駅に置かれるチラシや特設ウェブサイトツイッターなどで紹介していきます(僕も見どころピックアップの部分で少し書いてます)

期間中には、関連イベントとして、AI KOWADA GALLERYにてグループ展「ART & PRODUCT」を開催(詳細後述)するほか、アサヒビール株式会社の協力により、11月12日(土)清澄ギャラリーコンプレックス、11月19日(土)白金ギャラリーコンプレックスにて「TOKYO ART MONTH NIGHT」も開催予定です。美味しいお酒とともに、秋の夜長にアートを楽しんで頂ければ!

広告会社として、日本の文化のために何かできないか、文化と経済をうまくつないで両者を発展させることができないか。そんな想いから始めたHAKUHODO ART PROJECTとして、この春の産經新聞やTOKYO FRONTLINEと行った「TOKYO ART MONTH|SPRING」に続く第二弾。まだまだ始まったばかりですが、今後春・秋の定期開催として、より多くの企業や団体と協力により、アートの力で日本を元気に、豊かにしていく一助になればと思っています。

11/12(土)〜 グループ展「ART & PRODUCT:アートとプロダクトの不穏な関係」開催します!

TOKYO ART MONTHの関連企画として、HAKUHODO ART PROJECTのキュレーションによるグループ展「ART & PRODUCT:アートとプロダクトの不穏な関係」が11/12(土)からスタートします。

2011年11月12日(土) - 12月22日(木)
出展作家:磯谷博史 大田秀明 木住野彰悟 佐藤好彦 鈴木康広 土屋貴哉 冨井大裕 ホンマタカシ 三田村光土里 森田浩彰(敬称略)
キュレーション:HAKUHODO ART PROJECT
場所:AI KOWADA GALLERY


シンプルライフ、断捨離、心の時代などが提唱される今も、私たちの身のまわりには様々な“プロダクト”があふれています。生活を便利にしたり、美味しさや娯楽、時には癒しを提供する”プロ ダクト”。 工場で大量に製造され、流通され、消費され、その多くが儚く消えていく大量生産品は、 個人の表現としての”アート”とは対極の存在のように見えます。

しかし、”プロダクト”の生産と流通は社会と経済の基盤でもあり、その魅力を伝える”広告”を含 めて、私たちをとり囲む環境の一部として多大な影響を及ぼしています。一人の人間として消費社会のなかで生き、アートという特殊なプロダクトをつくるアーティスト も例外ではありません。

古くはデュシャンやアンディー・ウォーホールから、今も様々なアーティストたちが身の回りの プロダクトを題材に、あるいはヒントを得て、新しいやり方で作品を制作しています。

本展覧会は、そうした現代のアーティスト・クリエイターによる“プロダクト”にまつわる作品を通し、私 たちと“プロダクト”の関係性や、 それを使った表現のあり方に新しい示唆を得ることを目的としています。

かつて広告が「企業から消費者へのラブレターである」と言われた時代がありました。 メディア環境の変化でその意味が変質するなか、本展覧会は「消費者の一人としてのアーティス トから企業、そして社会への回答」だとも言えるでしょう。

HAKUHODO ART PROJECT