4ヶ月余りのジョグジャカルタ滞在中、ジャワの人の生活の中で興味深かったのは、「どんな日に生まれたのか」というという情報の役割。自分の誕生日がジャワ暦でどのような曜日であったかが、その後のその人の人生行事のすべてに関わってくるというのです。西暦の七曜日とジャワ暦の五曜日の組み合わせは、35種類。35日ごとに巡ってくる生まれた日と同じく見合わせの日が、その人にとって特別な日となります。そうなると、当然、この情報をもちいた占いが存在します。性格分析から相性占い、今日の占いまでを確認できるのが、このサイトです。

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結婚相手を決めるのも、いつどこでなにをするのも、自分が生まれた日の属性から決めてしまうのだとか。もちろん、みんなが信じているわけではありません。スラウェシの人も、ジャワ暦を使いますが、なんといってもやはり、木曜日の夜か金曜日が大事な日です。ジャワ暦を使うのは、家族の誰かがナマコ漁で出漁している場合の日数計算など、家を離れて旅に出ている人のことを案じるとき。ちなみにスラウェシの若い人は、日本とおなじで、西洋占星術が好きです。雑誌や新聞の占いコーナーを熟読する友だちは真剣な表情そのもの。占い師などもたくさんおり、村には必ず、手相見のプロがいます。当たったことは一度もありませんが、なかなか説得力のある話し方をします。これも日本とおなじでした。