マダガスカルの旅  最終日  アンタナナリボ レミュールパーク

10日目
いよいよ帰国の日になりました
最後の訪問先はレミュールパークです。

ホテルを出発 これからレミュールパークに向かいます。
ジャカランダの花とも今日でお別れです。
         
路上でコーヒーを売る少年。
運転手さん達が常連客の様で繁盛していました。
     
活気のある市
         

         

         

         

         
今日も川での洗濯の光景が広がります。
アンタナナリボの水道事情
アンタナナリボの町には、所々に公共の水場があります。 基本的には、水道管を配設できるものの、配管工事代は個人持ちになるため、水道管を引かずに、公共の水場で水を汲む家庭が殆どだそうです。
以前は水場は無料だったそうですが、水道の維持管理をするために現在は有料だそうです。
         
  
  
         
アンタナナリボは人口約200万人の大都会にもかかわらず、下水道などインフラ整備が進んでいない為、市内の至る所にゴミが放置されています。
         
インフラが未整備であることに加え、マダガスカルが抱えている問題として深刻な森林破壊があります。

その一番の原因は、森林の再生能力を考慮に入れたサイクルで行われていた伝統的焼畑農業が、人口増加や社会の変革で崩壊し、森林に対する知識のない人間が無理な焼畑農業を行っている事。

又お金を稼ぐために、社会的にも文化的にも違法に行われる森林伐採

そして、政治不信の抗議として行なわれる放火。
マダガスカルではほんの一握りの政治家が政治と経済を支配し、富を独占して、国民の貧困に目を向けず救済を怠り裕福な 暮らしに耽っているようです。

レミュールパーク
レミュールパークは首都のアンタナナリボから、車でおおよそ30分程の郊外にあります。
日本人とフランス人が共同経営するキツネザルの公園です。5ha ほどの園内にはワイオキツネザル、チャイロキツネザル、シロクロエリマキキツネザルなどが放し飼いにされています。園内では動物の居場所を把握しているガイドさんが案内して頂きました。
屋内に飼育されている夜行性のネズミキツネザルにも会うことが出来ました。
         
レミュールパークはアショカ川の川岸に造られています。キツネザルは泳げないので川が自然の柵になっています。
         
アショカ川に向かって坂道を下っていくと木にクロサギの大きな巣がかかっていました。
         
ここにはマダガスカル固有の植物が数多く植えられています。
ゾウノアシの仲間
         
ナポレオンヘッド 葉っぱの形が帽子に似ているのでこう呼ばれています。
         
植物に詳しいガイドのセルジュさんが丁寧に説明してくださいました。
         
川岸の林にカンムリシファカの家族を発見。
         
次にエリマキキツネザルの集団がいる場所に
         
リラックスしたり スタッフが木にスプレーで吹き掛けた塩分を舐めたりしています。
         
小さくてかわいいバンブーキツネザル
         

         
         
         

         

ワオキツネザル
         
可愛い子供ずれのワオキツネザル
         
暗い部屋に夜行性のキツネザルが展示されていました。
         
小さなクモガメ2種類とホウシャガメも見ることが出来ました。
         
おなか部分が平らなのがメス へこんでいるのがオスだそうです。
  
沢山のキツネザルマダガスカル特有の植物を見学した後 空港近くのレストランに向かいます。アンタナナリボは渋滞が多いことを考慮して移動しなくてはいけません。
        
帰国の途へ
いよいよマダガスカルともお別れです。バンコク経由で日本に帰ります。
成田到着は次の日の16時50分です。

幻想的で美しいバオバブ街道も、水田開発で根腐れが起こり次々と倒れてしまっています。
深刻な森林破壊と生息地の分断化はマダガスカル固有の動物達を絶滅の危機にさらしています。そして子供たちの可愛い笑顔の後ろにある深刻な貧困問題。
多くの事を見、考えさせられたマダガスカルの旅。

飛行機の急な時間変更、早朝出発など、決して楽とは言えない旅でしたが
参加者の方々からも多くの事を学び、そして、和気あいあいと楽しい旅をすることが出来ました。

テレビの取材クルーや要人のマダガスカル訪問時にも指名されるベテラン日本語ガイド のセルジュさんに同行して頂けたことで、より深くマダガスカルの事を知る事が出来たように思います。

そして、マダガスカル航空の急な変更などがあるにもかかわらず、いつも明るく対応して下さった添乗員の斉藤さん本当に有難うございました。

悪路を無事運転して下さったドライバーさんにも感謝します。

  クラブツーリズム    レッドツインギーとバオバブ並木 マダガスカル11日間