ラオスの旅  ビエンチャン→パクセー→シ―パンドーン

2日目
朝5時10分 ホテルを出発 今日はラオスの南部に向かいます。
6時30分  ビエンチャン空港からラオス航空511便にてパクセーに。
                プロペラ機でした
       
1時間10分のフライトの後パクセー空港に到着。

メコン川に架かる橋を渡り、世界遺産ワットプーへ
       
ワット・プ―遺跡
(2001年世界遺産 正式登録名チャンパサック県の文化的景観にあるワット・プーと関連古代遺産群 )
5〜13世紀にかけてクメール人によって建立された寺院の遺跡で、もともとはヒンドゥー教のシバァ神を祀る寺院でしたが,後の時代に仏教寺院として使用され、本殿には仏像が祀られています。アンコールワットとほぼ同時期の寺院で、アンコールワットとは約240㎞の道でつながっています。

2003年日本の援助で建設された遺跡展示ホールで説明を聞いた後いよいよ遺跡に向かいます。
       
ホールを出てすぐに屋根付き電動トラムに乗って山麓部入口まで進みます。
       
途中聖池(バライ)がありました。
バライは大海を表現する共に浄めの水及び稲作の灌漑施設として利用されていました。
       
参道   女性の姿を表した石柱が並びます
ここからは歩いて行きます。
       
南北神殿 男性・女性の宗教儀式の場
       
       
ラオスの国花であるプルメリアの花の香り立つ急な石段をよじ登れば、小高い丘の上に建つ祠堂へと導かれます。
       
ヒンドゥー教と仏教が混在する不思議な空間、現在は仏教寺院として人々の厚い信仰を集めています。仏前にはラオス独特のお供え物マークベンが飾られ、熱心に三顧参拝をする仏教徒の人々が跡を絶たないようです。

お供え物のマークベンを購入
       

       
私も三顧参拝を体験して見ました。
                     
祠堂背面の左奥の断崖絶壁からは、新鮮な水が雨のように滴り落ちています。この湧き水は聖なる水と考えられ、何と祠堂にまで水が引かれていたそうです。
       

       
祠堂背面の岩場にトリムルティが、更にその奥の切り立った崖にはゾウとフットプリント、が刻まれています。
トリムルティ(三神一体)
ヒンドゥー教において、3人の神ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァが本来は1体であるとする考え。シヴァを中心に、3人の神が岩に刻まれています。
       
また右手(北側)に見える仏教寺院跡を通り抜けると、たくさんの巨石とそこに刻まれたゾウ、ワニ、2匹のヘビが枠を作るレリーフが見られます。ゾウのレリーフは、天然の巨石の形状が生かされた見事なものです。
       
また遥か昔、その上で神への人身供養が行われていたともいわれるワニのレリーフがあります。
       
上からの眺めは素晴らしい
       
参道の横に広がる池のそばでレンコンを掘る子供たちの姿がありました。
       
昼食
ワット・プー遺跡の見学の後メコン川沿いのレストランでカオニャ(もち米)豆腐のスープ 蒸魚の名バナナ葉包み、野菜炒めフライドチキンなどを頂きました。
       
         
       
コーンパペンの滝
ラオスには滝が至る所にあります。コーンパペンの滝はラオスのナイアガラと言われています。
幅約300m 落差15m。水量は世界有数でナイアガラの滝の約3倍。
シーパンドーン一帯はこのような地形が広がり船の蛇行が出来ません。インド シナ時代にも防壁として役立ちましたが、現代ラオスはこのために外国との貿易が遅れてしまったと言われています。今は乾季なので、メコンは水の色がきれいで白い水しぶきが美しいのですが、雨季だと水量が多くて水も茶色く荒れ狂うといいます。
       
滝の観光後は2014年に完成したばかりのメコン川に架かる橋を渡り、シ―パンドーン地方で最大の島「コング島」にある、宿泊するメコン川沿いのホテルヴィラ・ムアンコーングに到着。
       

       
夕食はホテル内のレストランで
            
ベットの上のタオルの象が旅の疲れを癒してくれます。