前作で、Tウィルスを作り出した組織ーアンブレラのアメリカ支部を攻撃したアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)。
彼女はそこで作り出されていた自身のクローンを逆に利用して、重役ウェスカーのいるアンブレラ日本支部に復讐を挑もうとしていた…
そしてアラスカにあるという楽園を目指して行ったクレア達は…
観賞日9月19日
【60点】
前作がひっっっっっどかった(誇大広告詐欺)ので、今作は大分心配していましたが…
…あぁ
やっちまったか…と
まず今回、3Dでの上映という事で、どこまでその特性を生かした映画を仕掛けてくるかというのが見物でした。
ある意味では生かせてました。
飛び散る破片や、弾丸や斬撃が飛び出したりと、いわゆるアトラクション的なエンタメはしっかり出来てました。
アトラクションとして楽しむなら十分なレベル。
一応付け焼き刃で作った3Dでは無く、作成時から考えて作られていたのでしょう。
その辺に関してはトイストーリーとかアリスよかマシかなと。
アクションも悪くなかった。
序盤の東京は、シリーズ中最も激しいアクションシーンであるし、ウェスカーの戦闘シーンはマトリックスさながらの凄まじさ。
見ていて爽快感があります。
アリスは相変わらずひとりで無双してるので、思わず「ねーよww」って笑ってしまいますが。
だがそれも映画版の魅力のひとつ。アンダーソン監督が好きな「強い女」像がハッキリと表れています。
ていうかウェスカーの動きはバイオ5のイベントシーンと全く同じ(笑)
構図から何まで同じ。
凄まじい動きなんで良いんですけど…
デジャヴ感がハンパない。
その他にもゲームからパクっ(ry…ではなく着想を得たシーンが盛り沢山。
ゲームの5をやった人なら雰囲気で楽しめるでしょう。
自分もその雰囲気”は”楽しみました
。
問題は
ストーリーにあり。
説明の無さは異常。
ゲームのバイオ5は基本的に敵がゾンビじゃないんで、色々な設定の変更点があって、その変更の説明もあるんですが…
今作は基本ゾンビなのに、ゾンビじゃないゲーム版5の設定を引っ張ってるせいで辻褄も合わないし、映画しか観て無い人は意味が分からない。
キャラクターの感じもあいまい。
プリズンブレイク主演ウェントワースミラーは、クリス役ですが…
なんか薄い。
役者個人としての存在感はありますが、クリスというキャラとしては何となく薄いし、意味ありげに出てきた割には何も無い(笑)
展開がみえみえ過ぎて…
死亡フラグがわかりやすすぎる。典型的というか模範的(笑)
驚かしどころもキャラクターの殺しどころもなんも驚きが無く過ぎていってしまった感じ。
ああ、やっぱりかと。
また続くのが…
不安です。