007 慰めの報酬


007となったジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)。彼は、ミスター・ホワイト(イェスパー・クリステンセン)をトランクに詰めたアストンマーチンで追っ手たちを振り切って、上司であるM(ジュディ・デンチ)が待つMI6本部に帰還する。
ミスター・ホワイトは、初めてボンドが愛した女性ヴェスパーを死に追いやった憎むべき存在。しかし、想像以上に巨大な組織が背後にあることをボンドは知る。
捜査のためにハイチに飛んだボンドは、奇しくも知り合った美女カミーユ(オルガ・キュリレンコ)を通じて、表向きは慈善団体であるグリーン・プラネットのドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)に接近する…

観賞日

2009年1月31日  

【68点】




ジェームスボンドシリーズ22作目。


内容的には完全に前回の続き物。本当に前作のラストから続いている内容なので、けっこう前作を見ていないと混乱するかもしれません。



今までは一話完結型で、とりあえずその作品さえ観れば内容は把握できるという代物で、その前の話とは関連性がほとんどありませんでした。
(初期はラスボスの存在など、関連性はあったが、最近はほとんどなかった)


個人的には初期の007をけっこう小学生時代から観てきたので、
最近のただただド派手路線に正直うんざりしてました。

だが、前作からカラーが大幅に変化。










まず、ボンドが金髪になったというのも驚きだが、

ストーリーがまさかのエピソード0(007になる話)。

科学技術のレベルが上がっているのに、エピソードが昔だということには
突っ込んではいけない。つっこんだら負けだ。

あのキメゼリフ「Bond.James Bond」も、かならず映画が始まるときにある銃のリングの中にボンドが登場して正面に一発撃つシーンもありません。

(後者はラストにあるけど)










この映画は

とりあえずアクション。



あと前回もそうでしたが、ボンドがひじょーに諜報員らしからぬ無謀さを…


まぁ若いころだからその辺は許せるんですが。

要は古参殺し。超クールなボンドらしさを求めすぎたら肩透かしにあいます。









あと前回観ないとけっこう(?_?)な感じになりかねないかもしれないですね…観なくてもアクションでお腹いっぱいにはなると思うけど(笑)


ですがですが取り敢えずアクションは凄まじい。引くくらい。

特に序盤はこちらが観ていて
「わーすごーい」みたいなシーンの連続。

予告編でもその凄まじさに驚きましたが、やはり序盤のアクションが圧巻。





ですから新規ファンとかは楽しめるかと。

まるでジェットコースターのように一気に進む。

そして最後までノンストップのような気分だった。







若干の不完全燃焼さはある映画だけれども、

近年のものではあきらかに面白い方。

個人的には前作カジノロワイヤルの方がオススメなんだけどね…