チャランゴをつくった。


壊れたチャランゴを元手に、ソリッドボディのチャランゴをつくってみた。昔サークル同期から譲り受けたチャランゴは、ボディからブリッジが共鳴板ごとふっとんでいたが、部品として再利用可能なヘッド、ネックとブリッジを切り取り、新たなボディとなる木材にくっつけて再生したわけである。ボディ木材は、東急ハンズで適当に買ったブナ材。840円ナリ。
日曜大工の技術がまったくないので、木工の入門本を2冊読んでから設計した。とは言っても、接合方式をどうするかくらいだけど。最初、なぜかダボを使わないといけないと思い込んでいて、穴の垂直の精度が出るか不安だったが、ふと金具でいけそうなことに気づく。これなら切断面さえ真っ直ぐできればうまくいくはずである。
実作業は、電動工具を買わず、すべてローテクで済ませることができた。鋸をひいたのは15年ぶりくらい? それにしても、チャランゴの材料(オレンジの木?)は堅い。結局、切断面はやや不満の残る精度。弦の張力に耐える工夫(背面の追加金具)を施した上で、組み立て。ほぼ木ねじで行った。ブリッジの貼り付けだけは木工ボンドを併用。
意外と満足のいく形で組みあがった。接合の強度も十分ありそう。弦を張って試奏。意図通りサイレント・チャランゴであって生音のボリュームは小さいが、音質も許容範囲。これで夜中でも練習できます(練習しないけど)。
次は、ピエゾピックアップでエレキ化に挑戦予定。乞うご期待!