ユウタと空中ランデブー

chelseagirl6132006-03-31


明日、小倉で仕事があるので前日入り。新北九州空港も出来たことだし、スターフライヤーに乗ってみた。羽田の搭乗口が1番端なのと自動チェックイン機が2台しかないことを除けば、結構いいかも。何より座席間が広いって素晴らしい。フットレストも付いてるし、大分楽だ。液晶モニターはタッチパネルであれこれ見れるし、革張りのシートもちょっとゴージャスでいい感じ。


と、私は快適な空の旅をするハズであった。しかし、私の1つ隣にはヤツがいた。そう、お子様一人旅中のユウタ君だ。彼は手に持ったドラえもんのぬいぐるみを揺すりながら、声色を変え「ぼくドラえもん、よろしくね♪」と言ってきた。嫌な予感が・・・。


案の上、私は1時間半以上、彼の相手をすることになった。似てるんだか良く分からないモノマネ15連発を見せつけられ、機内アナウンスで分からない言葉があれば説明を求められ、鼻水を垂らしてたらティッシュを差し出し、リンゴジュースが飲みたいと言われればFAを呼ぶ。


「ユウタ君、リンゴジュースのおかわりが欲しいそうです」って、あたしはおかんかっつーの!!


いい加減疲れて、途中でマジ寝してしまったのだが、ヤツの攻撃は止まない。しかも、私の大嫌いなチョコを持って「おねぇちゃん、おやつ食べる?」と起こされた。もうダメだ。降参。どこまでも君に付き合うよ。


小さい機体だし、FAの人数が少ないのも分かるが、「リトル☆コメット」というサービスに申し込んでる子なんだから、もうちょっとホロウすべきじゃないのか?マニュアルにあると思われる、着陸前にトイレに連れて行ったり、シートベルトの確認をしに来るだけじゃなく、ソフト面のサービスも必要だろう。ユウタが「一人旅ってやつは気楽だけど、ちょっと寂しいね(7歳児の名言)」って言ってたのが少しだけ分かるような気がした。こういったケースバイケースの経験の蓄積ってのがないってのは、新規参入会社の課題のひとつだなと思った。

1人慰労会

若干の寂しさを感じつつ、ユウタとサヨナラして飛行機を後にする。降り際にFAにえらく感謝されたが「その状況が分かってたんなら自分らでやれ」って思った。しかも、当然のことながら感謝の割には何も貰えんかった。


北九州空港で何故か出迎えているメーテルが「良くやった」と声をかけてくれているような気がした。


そんな自分を慰めるべく、小倉についたら即岩盤浴へ。汗ダク、ぽかぽかになる。
終了後は、ダンディに教えてもらって1月に行けなかった「菅生寿司」に行き、おススメを握ってもらった。こうして寿司をつまみ、ビール飲みながら、ジャイアンツが快勝してるテレビを見ているとつくづく幸せだと思う。


特に鯖に感激した。ちょっと時期が終わり気味なので、無理を承知で聞いてみたら、粋なしめ鯖を出してくれた。にんにくの短冊切りと一緒に塩で軽くしめたものだそうだ。それにちょっとレモンを絞って頂く。脂の乗りはいまいちでも、食欲をそそる風味としっかりとした身の歯ざわりに大満足。「本当においしい鯖食わせてやるから、秋から冬にまたおいで」と言われた。うん、また来る。