もうひとつのHTTP Status 308

GIGAZINEの以下の記事で取り上げられたこともあって最近話題になっている新たなHTTP Status候補の"308 Permanent Redirect"ですが、

• 新たなHTTPステータスコード「308」とは？

実はGoogleが結構前から別の意味で308を使っています。
それは"308 Resume Incomplete"で、以下のドキュメントで提案されています。

• ResumableHttpRequestsProposal - A proposal for supporting resumable POST/PUT HTTP requests in HTTP/1.0.

さらに、この"308 Resume Incomplete"は実際にGoogleのサービスで使用されており、例えば以下はYouTubeのAPI仕様書ですが、

• YouTube API v2.0 – Resumable Uploads

この中の"Step 4 - Completing the upload process"にて"308 Resume Incomplete"への言及があります。
これ以外にもGoogle Docsへのアップロード（Googleグループへの添付ファイルを含む）で"308 Resume Incomplete"が返ってくることを実際に確認しています。

仕様の対称性から"Permanent Redirect"の必要性は十分理解できるのですが、Googleというネットの巨人が既に使ってしまっているHTTP Status 308、さて、どういう風に落としどころを探るのかが注目ですね。