スルタンアフメットジャーミィ

chikabo2006-08-30

写真の建物。観光ガイドではブルーモスクといわれているモスクのこと。朝からやってきたのだが観光バスがすごい。この地域はアヤソフィアトプカプ宮殿と観光名所が集まる場所なので仕方がない。トルコに詳しい友人に、この地域で話しかけてくるトルコ人は全員客引きと言われていたが確かにそうだった。
エジプトのモハメドアリモスクが参考にしたとあって、その美しさに圧倒される。やはりヨーロッパの芸術は宗教との関連が強いことを感じさせた。無数のステンドグラス、敷き詰められたタイル、床の絨毯。どれをとってもすばらしい。どうしても観光地になっていることもあって雰囲気にさほど重厚さはないが、天井を見上げていると思わずため息が出てしまうだろう。

今日も一人、イスタンブールの旅

嫁が調子がよくなくてブルーモスクでダウン。一日寝ていることにするらしいので、一人イスタンブールの旅をすることに。
自分自身もお腹を壊していたので、見知らぬ街は結構勝負だったが。
ちなみにトルコの公衆トイレはほぼ有料が一般的。

アジアへゴー

嫁が動けないということで、明日もきっと遠くまではいけないだろうと考え、出来る限り遠くへいってみようと考えた。お腹こわしてるので危険ではあるんだけど。
トラムに乗ってエミノニュへ。エミノニュは波止場になっていて、イスタンブールのいろいろなところに連絡船が出ている。アジア側であるカドゥキョイ行きもここから出ている。1YTLだから80円ほど。


交通機関の値段はトルコに詳しい友人からアクビルをもらったので実は全然分からない。アクビルというのはプリペイドシステム。プラスチックのもち手の先にボタン電池のような本体がついている。普通に払うより値引きもあるらしい。ほとんどの交通機関は一律料金で前払いなので、一人通って後ろに渡してとすれば二人でも使える。イスタンブールに行ったら持っておくと絶対便利だ。

アジア側の見所は。。

船でカドゥキョイ到着。早速探索。船で来たということは到着地は港。海抜ゼロメートル。なので歩けど歩けどそこは坂。びっくりするほど坂だらけなのだ。レトロなトラムが走っていると聞いて楽しみにしていたのだが、一度も出会わなかった。しくしく。ただお腹が痛くなっただけ。。。。


早めに切り上げて、もう一つの見所であるハイダルパシャの駅を目指す。アジアの玄関口としてアンカラ、さらにはイランやシリアへの列車が運行されている。
駅舎に入るとその歴史を感じ取れる。ドイツ人が設計したらしいのだが、今までの建物とはまた違った雰囲気だ。繊細であり機能的なのだ。個人的にはかなり気に入った建物だ。


ちなみにトイレはちょっと高い。

イスタンブールは迷う。

ハイダルパシャの前は波止場になっていてエミノニュへ戻ることが出来る。短い船旅を楽しんだ後はガラタ橋を歩いてわたった。
ガラタ橋とは旧市街と新市街を繋ぐ二階建ての橋で、1階はカフェ、2階は道路とトラムが通っている。友人情報によるとつい最近までトラムは橋を通っていなかったそうだ。橋の欄干からは多くのトルコ人が釣竿から糸をたれていて憩いの場となっている。足元のバケツを見ると何匹か魚が入っているものもあり、本当にちゃんと釣れるようだ。

ガラタ橋を渡ったところでテュネルに乗る予定だったが、乗り場が見つけられない。うろうろとしていたらなぜかガラタ塔のふもとに居た。本気で全くの想定外。ここまで迷ったのは初めてだ。イスタンブールは相当歩くのが難しい。
せっかくなので10YTL払って登ってみた。ちょっとした丘に立っているので見晴らしはすごくいい。そしてイスタンブールの道路のめちゃめちゃさを思い知る。
無事イスティクラール通りの位置を確認し、歩いていくことを決意。距離は短いんだけど、本当に坂なんだよなあ。。。。

イスティクラール通りは本当ににぎやか。

新市街の高台にある非常に有名な通り。ガラタ塔の方から歩いていくと、トラムの線路が現れることで通りに来たことを知ることが出来る。ものすごく人も多い。本気で疲れたのでトラムに乗ろうと思ったのだが来ない。よく考えたら今日はトルコの祝日。だからか?石畳を剥いで工事もしてるし。。。。


あきらめて歩いていくとトルコアイス屋を発見。トルコではドンドゥルマと呼ぶ。こういうのは絶対試しておかなくては。訳もわからないまま、2種類のアイスを指差してみる。OKOKとコーンに長い棒でアイスを入れ、棒に付いたまま渡す素振りを見せるが、こちらが手を出すと棒をクルクルと回したり、ひょいと持ち上げたり、なかなか渡してくれない。というかアイスの粘り気に負けてしまう。トッピングもしてもらって4YTL。うまーい。絶対お奨め。


結局そのままタクスィム広場へ。休憩しながら歩くと意外と短い距離だった。これまた友人からカバタシュ行きの地下鉄があると聞いていたので探すとすぐ見つかった。地下鉄と言うより地下のケーブルカー。タクスィム広場が丘の上にあることが良くわかる。カバタシュまで行けばトラムに接続できるのでスルタンアフメットでもすぐに帰ることが出来る。楽チン。地球の歩き方にはまだ更新されていない。

トルコご飯へ

体調が戻ってきた嫁を連れてご飯へゴー。Can Restaurantという煮込み料理が有名な店だ。店頭に調理済みの料理が並べられており、実物を見て指差しで注文できるから簡単だし安心である。観光客慣れしているのか、次から次へ料理を勧めてくる。キョフテケバブ、チョルバス、ピラフと結構頼むことになった。
まず最初にケバブを食らう。アウト。無理。体調が悪いときに食べるものではない。油もすごいし苦しい。。。煮込み料理であるキョフテはうまかった。ハンバーグに近いものなのだが、というかそのものである。ジューシーだし野菜もホクホク。チョルバスはやっぱりうまい。レンズマメだったがさっぱりとしてほのかに甘い。舌触りもよく、香る風味がなんともいえない。