墓穴をいくつも掘りましたとさ

 「墓穴を掘るってこのことだ……」と恥ずかしさにじたばたするよーなことがありました。いや結局、とある出来事をとある人に話す流れになったこと自体は嫌ではなかったのですが、それにしても、なんていうか、恥ずかしい。でも、わたしが一方的に被害を受けたかのような印象を与えたままその話を終わらせてしまうのは気が引けたのです……いまだに、思い出すにつけ当時の自分を殴りたくなるからなあ。話す過程で記憶再生してたら「死にたい……」と呟きたくなるような気持ちになってきましたが(自業自得です)。


 ああもう「穴掘って埋まってますー!」*1と言いたい気持ち。佐伯さん*2の掘った穴に入れられて埋められたい。
 ……そういえばよしもとばななTUGUMI』にも穴を掘るエピソードがあったなあ。でも「穴」といえばやっぱりルイス・サッカー思い出すなあ。小野不由美屍鬼』を読んだばかりだから、「墓穴……埋葬……起き上がり……」って連想もはたらく。

*1:萩原雪歩風のつもり。……わたしなどが安易に使ってしまってはファンの人に怒られそうな気がしてきた

*2:乙一『GOTH』

佐藤友哉 『鏡姉妹の飛ぶ教室』 講談社ノベルス

鏡姉妹の飛ぶ教室 (講談社ノベルス)

鏡姉妹の飛ぶ教室 (講談社ノベルス)

 兵藤君と佐奈ちゃんのやりとりを読んできたら、感動らしきものがわきあがってしまい、「わあユヤタンにうっかり感動させられちゃった」という甚だ失礼な感想が浮かんできてしまいました。

平山瑞穂 『忘れないと誓ったぼくがいた』 新潮社

忘れないと誓ったぼくがいた

忘れないと誓ったぼくがいた

 装丁に惹かれて買ってから一年以上経ってしまいましたがようやく読みました。うわーん。ちょうど今、感情の振れ幅が大きい時期だったこともあってか、最後の最後まで読んだら泣いてしまった。どこがよかったのか言おうとするとネタバレ全開になるので言えないのでした。