【連載スタート】 カードを使った超アナログタスク管理〜メモシステムにおける43Tabsとその運用〜

はじめに

「43Tabs」という、タスクを管理していく手法をご存じでしょうか。5×3情報カードを用いて、日々の「やること」に実行日を設定していくもので、超アナログな手法です。

タスク管理のためのツールは、ほんとうにたくさんあります。PCや、スマートフォンにもタスク管理アプリは数え切れないほどあります。機能も豊富で、適切なタイミングで「やるべきこと」を思い出させてくれる、優れたアプリも数多く存在します。そんな中、なぜ超アナログな手法である、カードによる「やること」管理をしているのか。いくつかの欠かすことのできない要素があるのですが、カードを使う理由について考えていると、メモシステムを全体を、一度とらえなおす必要が出てくることに気づきました。43Tabsという手法を通して、メモをどのように管理していくのか、というところまでを含めて、全体のシステムについて触れていきたいと思います。

人それぞれ、自分に合った、自分が好む管理の方法というのは違ってくると思います。おそらく、ぼくはアナログな方法を好むタイプで、カードを使うのが好きである、ということも、43Tabsで日々やることを把握している理由の一つなのですが、そういった、アナログが、手書きが好きな方、また、メモをどう管理するか、日頃考えることがある方にとって、少しは興味を引く内容になっていればさいわいです。

はっきり言って、カードを使っての「やること管理」は、全然スマートな手法ではありません。多少なりとも、手間もかかります。それでもぼくが興味を引いてやまない、「やること管理」の柱を担っているこのシステムについて、少しはその楽しい部分を、伝えることができれば、と思います。