”リマインダ”で自分自身にプロンプトを与える

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「意識すべきこと」を習慣化させ、適切なタイミングで意識できるようになるのは、なかなか難しいです。例えば、数学の問題について「条件を明確にする」であったり、断捨離において「積極的に捨てる」であったりは、数学の問題を考えたり断捨離を行う都度、意識していかなければ、身についていきません。でも、まだ身についていないときにそれらを意識しようとしても、「意識しよう」と思った事実を忘れ、いつも通りを繰り返し、結局身についていかない、ってことになりがちです。「条件を明確にする」やら「積極的に捨てる」やらは、数学の問題や断捨離を”やっている”とき、もしくは”やる直前”にアドバイスして欲しい。もし、常に適切な助言を適切なタイミングで与えてくれる先生がいれば、いつしかそれは習慣となり、自分一人でも、問題を考えるときや断捨離を行うときに、それらを意識できるようになっていくものです。

適切に助言を与えてくれる”先生”なくして、意識すべきことを身につけていくのは無理なんでしょうか?いやいや、今回も活躍してもらいましょう。iPhoneくんに”先生”の役割を担ってもらって。

”プロンプト”

行動心理学には、「プロンプト」と呼ばれるものがあるそうです。
p.201 簡単に言えば、正しい行動がされるよう、直前に促すこと

正しい行動がされるように、直前に促し続けていくことで、その正しい行動に導いていく、というものです。例えば数学の問題を解くのであれば、解き始める直前に意識すべき「条件を明確にすること」を知らせてやる。それをiPhoneに知らせてもらおうではないか、という試みです。

ぼくはリマインダアプリ、「Alarmed」を用いて、毎回意識すべきことを知らせてもらってます。

Alarmed ~ Reminders, Timers, Alarm Clock 2.2.6(無料)App
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
販売元: Yoctoville - David Mandell(サイズ: 17.2 MB)
全てのバージョンの評価: (94件の評価)
+ iPhone/iPadの両方に対応


時間を設定し、その時間になるとこの「Alarmed」が”意識すべきこと”を知らせてくれるようにしています。そのためには、行動を起こす時間を毎回決まったものにする必要があります。

ぼくの実践例

例えば、ぼくは起きてすぐに15分間、数学をします。そのときに意識したかったことが、考えたことをノートに書いていく、ということ。自分の頭の中だけでしょりしてしまうのではなく、考えたことを書き付けていくことで自分の頭の”思考の過程”みたいなものを記録していきたい、と考えていました。

そこで「Alarmed」の登場です。数学をする時間は、起きてすぐ、4:40〜5:00あたりまでと決まっています。そこで、4:39に「積極的に思考を書き付けろ!」というメッセージが表示されるように、Alarmedを設定しておきます。すると毎日数学の問題を考えようとするまさに直前に、自分の臨むべき行動を促す一言、「積極的に思考を書き付けろ!」をiPhoneが助言してくれます。

また、毎朝15分間の断捨離時間をとっているのですが、そのときにも説教く的にモノをなくしていくために、「迷う?迷うくらいなら捨てちゃいなよ。」というアドバイスiPhoneが与えてくれるように設定することで、迷ったら手放す方向で断捨離を続けることができています。

そしてこれらの助言は、毎日毎日言ってもらうことで自然と意識できるようになってきます。なので、今はもう「積極的に〜」や「迷う?〜」のリマインダは設定していません。自分のなかにしみ込んでいったのではないかなと思います。

おわりに

意識すべきことを意識すべきタイミングで意識できるように。

難しい「意識づけ」も、行動を行う時間をきめておき、そのタイミングでリマインダを設定すれば案外簡単に意識づけできるようになったりします。iPhoneはこんなことにも役立ってくれるなんて、ほんと頼もしい相棒だなとまたまた感心させられました。だから夢中になっちゃうんですね。

では、お読みいただきありがとうございました。

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