豪龍賓館

  • 簡体字表記:豪龙宾馆
  • クラス:☆☆☆
  • 所在地:西宁市建国路17号
  • 電話番号:0971-8128888
  • FAX番号:0971-8121888

今回の旅行日程は中国でも旅行の繁忙期に当たるため、宿泊先の確保が最も問題となりました。そのような中で日程ギリギリになって参加人数が変更になったりしたため、この日の宿がそのしわ寄せを食ってしまった形になりました。手配していただいた方にはいろいろと無理をお願いした上でのことですので本当に申し訳ないですが、ちょっとお勧めできない宿です。
このホテルは西寧駅に程近い建国路に面しているのですが、設備などの老朽化が著しいというのが第一の印象でした。それぞれの部屋の面積はとても大きく、ゆったりできるのですが、電気や水道といった設備にトラブルが多かったです。3階にレストランがあり、朝食は中華料理のみのバイキングでした。ちなみに下は朝食の写真になります。

今回の旅の手配をしてくださった現地の方の話によると、ここ数年青海省は避暑地として売り出しており、例年5月1日から11月にかけてはさまざまなイベントが集中していることもあって、この期間は宿泊先を確保するのが大変であるとのことです。とくに個人旅行をするのであれば、できればこの期間を避けるのが賢明であるとのことでした。

参考(リンク先はいずれも中国語のページになります)

トウ族民俗村

成都に移動するのは午後なので、午前中は互助県にあるトウ族民俗村を観光しました。西寧市内から車で1時間ぐらい走って、ようやく目的の民俗村に到着しました。途中同様の民俗村をいくつか見かけましたが、最近になってこのような施設が増えてきているのだそうです。
到着したときにはすでに、村内の中央にある露天の舞台でショーが始まっていました。このショーでは彼らの伝統舞踊と歌を見せてくれるのですが、演目の1つである結婚の踊りになると観客の男性に新郎役として参加することが求められます。新郎役となった男性は彼らの伝統衣装を身に付け、新婦役のトウ族の女性たちと踊りを踊ります。新郎役なのでもちろん男性に限られますが、今回はわれわれのツアーからは私を含めた2名と、別の中国人ツアーから選ばれた2名の計4名が新郎役を務めることになりました。踊り方は新婦役の女性が教えてくれます。踊りが終わるとパートナーとなった女性にチップを渡すことになっているようで、20元のチップを渡すとお返しに手縫いの飾りをいただきました。

ショーが終了すると民俗村内の見学となり、ガイド役のトウ族女性の案内にしたがって村内を一回りします。ここではトウ族の人々の部屋や彼らの酒造道具などを見ることができます。

ここでは食事を取ることもでき、見学が終了するとそのまま1室に通され、昼食となりました。磚茶・花山椒・塩を煮た「熬茶」に始まり、さまざまな種類の料理が出ました。とくに名物料理として紹介されたのが「甜醅」と呼ばれる料理で、大麦を発酵させたものとのことでしたが、酸味のある重湯といった感じでした。その他に紅鱒なども出ました。下の写真がいただいた昼食になります。中央にある丼に入ったのものが「甜醅」です。

九寨溝へ

13:40の飛行機で西寧を離れ、およそ1時間半のフライトで成都に到着しました。ここでは成都中国旅行社の出迎えを受けました。ただ国内線の乗換えをするだけなのに出迎えを受けるというのは変な感じですが、成都空港の特殊事情によるものであるとの説明でした。空港を出てはじめて納得がいったのですが、成都には新旧2つの空港があり、省内と重慶に向かう飛行機は少し離れた旧空港から出発するのです。両空港間はそれほど距離があるわけではないのですが、案内も少し分かりにくいため、旅行社の方を手配してくれたという訳です。ちなみに成都に到着する飛行機は、省内・省外を問わずすべて新空港に到着するそうです。下の写真は旧空港方面から見た新空港になります。

成都から九寨溝のフライトは30分ほどと短いのですが、天候の影響を受けやすいようで、われわれよりも30分早い便は定刻になっても機体が到着せず、われわれが出発するころになっても出発時間のめどさえも経たないような状態でした。
われわれを乗せた便は定刻である18:40に成都を出発し、無事19:15に目的地である九寨溝黄龍空港に到着しました。この九寨溝黄龍空港は2003年9月23日に開港したとのことで、それほど大きくはないですが、施設なども割にきれいな空港でした。空港自体がかなり標高の高いところにあるようなのですが、到着したころから霧が立ち込めだしたこともあって、周囲がどのような状態にあるのかよく分かりませんでした。移動に次ぐ移動といった一日でしたが、無事ガイドさんと合流できたため、一路ホテルに向かいました。空港から、本日の宿である九寨天堂国際会議度假センターまでは車で1時間ほどの道のりでした。