Lくん49
Lくんが、始終臭い年齢となった。
十年くらい前には『スラムダンク』愛蔵版を数巻誕生日の贈り物とした。今回は、奥歯と前歯が抜けたとのことだったので、ソーメンと旅行用のジャケット。ジャケットは二年前から購入してあったもの。しわしわになってしまうが、段ボールでくるんで送る。
Lくんは競馬とパチンコとタバコしか趣味がない男。先週函館のレースで四、五回的中したからとchosu-manma夫婦に万馬券を二枚送ってくれた。宝塚記念で使いなさいと。
しかし、韓国対ウルグアイのW杯サッカー対戦を応援しなければならず・・・。予想ができなかった。睡眠不足で頭が回らぬ。
ちょス飯の読書日記
『リアル』 ★★★☆☆
- 作者: 井上雄彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/11/26
- メディア: コミック
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これから高橋の再生が始まるのだろう。オタクとプロレスラーと心を閉ざした高橋・・。 そして、プロバスケット選手になろうと決意した野宮朋美(男)。彼が一番作者に近いのか?車椅子バスケットをめぐる若者の群像劇。「今」の時代背景もリアルに投影している。
ある日、家族を捨てて「陶芸家」になった父との葛藤。皮肉にも、交通事故で歩けなくなって再会することとなる。・・・じっくりじっくり父を許していくのだろうか。高橋が心を閉ざしているページはとても長い。リアルな進行だ。
登場人物の顔がまたリアルである。とくに看護士さんと医師。水泳の鬼軍曹(女性)
障害のある人は、事故などで歩けなくなってしまったら社会的弱者と呼ばれて、哀れまれるべき存在となるのだろうか?
井上先生のメッセージが伝わる。