異空間!国立天文台野辺山宇宙電波観測所に立ち寄った

長野県の野辺山と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。個人的にはJRの駅で日本一高いところにある駅が野辺山駅(標高1345.67mでJRグループ最高地点にある駅)というくらいな認識。

所要で八ヶ岳清里方面へ行く機会があり、そんなことを偶然LINEで呟いたところ、国立天文台野辺山宇宙電波観測所というものが近くにあるという。ナビでみると確かにほど近いので、足を伸ばすことに。

途中はお蕎麦を頂きました。

それほど時間がなかったのでじっくりと見学とはいかなかったけれど、無数にパラボナアンテナが設置されており、見たことがない異様な空間。最大の電波望遠鏡はアンテナ直経が45Mという大きさ。ミリ波計測では世界最大級のサイズ。他にもミリ波干渉計のアンテナが6台、太陽電電波強度偏波計のパラボラが8個、圧巻はアンテナ直系80センチというサイズながら、84台も連なる電波ヘリオグラフ。

とりあえずどうやってもうまく説明できそうにもありませんので、詳しくはウィキペディア公式HPをご参考ください。

平日ということもあり、人影もまばら。すれ違ったのは1組のカップルのみであり、観光施設というよりは研究施設に迷い込んだ感がありました。ジーッ、ジーッ、ジリジリ、ジリジリという独特の電磁波の音なのか、終始聞こえている感じも只者ではない空気感を助長します。すべてみても1時間程度、さらりと見るなら30分程度あれば良いでしょうか。

ラボナアンテナの間を抜けて見学をしていると、宇宙と交信しているというか、何か吸い込まれていくような不思議な感覚に陥りました。パラボナアンテナのサイズにも驚かされますが、規則正しく並んだ多くのパラボナアンテナ軍もここでしか見ることが出来ない特異な景色。研究内容等はよくわかりませんが、ビジュアル的にインパクトは大です。

見学も無料なので、近くまでいった時には覗いてみるのも良いかもしれません。なんとも形容しがたいちょっと怖いくらいの非日常感覚がありました。