毎年7月10日期限で行う労働保険の年度更新は、e-Gov(イーガブ)を利用して、オンライン申請とネットバンクで払込ができる。
e-Gov(イーガブ)とは、総務省が運営する「電子政府の総合窓口」ポータルサイトで、各府省に対する申請・届出などの手続きがオンラインでできるサービス。
<事前準備>
1.マイナンバーカード 2.ICカードリーダー 3.ペイジー対応のインターネットバンキング口座
申請時にマイナンバーカードが必要。マイナンバーカードのICの読み取りをするので、非接触ICカードリーダーも購入しておく。カードリーダーは、ソニーのPaSoRi RC-S300でOK。また、ペイジーに対応しているインターネットバンキング口座を作っておく。
■労働保険年度更新をe-Govで行うまでの手順
1)e-Govアカウントを取得する(数分で取得できる)
2)パソコンにアプリをインストール
3)e-Govアプリを起動。申請受付開始日以降(※)にログインし、手続き検索で「年度更新申告」と検索
『労働保険年度更新申告(QA)』が検索結果に表示されるので、[申請書入力へ]をクリック。
『労働保険年度更新申告(QA)』は、『労働保険年度更新申告』の様式より、入力しやすいようにしたもの。『労働保険年度更新申告』でも申請可能。
※申請受付開始日前は検索しても表示されない。
4)申請(紙の申告書には事前に必要事項を記入しておく)
送られてきた「労働保険 概算・確定保険料申告書」の紙を見ながら、労働保険番号(14桁の数字)とアクセスコードを入力し、申請画面に進む。
アクセスコードは年度更新申告書に印字された8桁の英数字。
●ICカードリーダーのUSBをパソコンにさして、マイナンバーカードを乗せておく。
●紙を見ながら ※必須 の項目を入力
(入力時留意点等)
2事業廃止年月日 入力しない
3常時使用労働者数 入力してもOK
4雇用保険被保険者数 入力してもOK
36加入している労働保険 どちらもチェック
37該当なしを選択
40-45 入力されている 修正必要な場合は修正
46法人番号 「000・・・」が入力されているままでOK
▢記入後チェック にチェックし、コメントにしたがい修正等を行う。
書類の添付は原則不要(特に添付するものはない)
電子納付が選択済みになっているので、振込者氏名に自分の名前を全角カタカナで入力。
申請内容確認後、最後に[提出]ボタンで完了。
2)電子納付
[提出]が完了したら、マイページの『直近の案件の”到達番号の数字”』をクリック。
画面遷移後、|納付情報 に表示されている [電子納付] ボタンをクリックし、自分が保有しているインターネットバンキング口座の金融機関を選択して払込(ペイジー支払)をする。
3)申告の控えをダウンロード
後日、労働局の審査手続きが完了すると、申告の控えがダウンロードできるようになる。
マイページの |公文書 からダウンロードボタンをクリックしダウンロードする。
これで、すべて完了。