日銀は、基本的に円安を許容している(と思う)。ドル円レートを、2030年ころに180~200円になるよう誘導している。
なぜか。
そもそも、国債の発行額が巨額のため金利を上げない(上げられない)。
2~3%のインフレを継続させることで、持続的な成長につなげる。
円安はデメリットもあるが、製造業立国の復活のためには効果が高い。
『円安→物価上昇→債務の実質減少』も狙いの一つ。
しかし、そもそも為替レートはコントロールできないものであり、日銀がゆっくりとした円安誘導をしていく過程で、マーケットからの信用を喪失するようなことがあれば、200円どころか、それ以上の円安になってしまう可能性もある。