中国旅行記 第一日目 前編

今回、全部で5人で行った。
午前七時半に成田空港に集合ということで、ほぼ始発に乗って空港を目指した。そしてなんとか着く。成田空港遠すぎ。その後、チケットをもらったりなんなりして、ツアーはどうやら自分達5人だけだということがわかる。そして手荷物検査や税関を通り抜けて飛行機に乗った。手荷物検査時、てっきり上海に行くものだと思っていて「どこへ行くのですか」と聞かれて「上海」と答えたけれど、着いたのは杭州だった。ツアー日程表をよく見たら確かに杭州となっていた。てっきり「札幌」行きの飛行機が「新千歳空港」に着くような感じで杭州は上海の近くかと思っていたら、200キロ近い距離があった。

飛行機から降りたら軍人ぽい人が背筋を伸ばして立っていた。外にいる整備の人も背筋を伸ばしていた。そして預かり荷物を受け取り、到着ロビーへ。ガイドさんがすでに待っていた。彼の苗字は初で、初さんと呼ぶことに。歳は大体同じくらい。そして一日目の宿泊地である、黄山山麓の屯渓へ向かう。車で三時間くらい。

杭州はただ通り抜けただけだったが、建築ラッシュがものすごかった。あちこち同じ形の高層ビルがぼこぼこと建っている。完成しているのも、途中なのもさまざまだった。また、6階建てくらいの住宅もぼこぼこ建っていた。なぜか一番上の階が小さな展望室的な構造になっていた。シムシティで言うところの「住宅地」を建てすぎたような状況だった。中国は地震がないので耐震構造は気にせずにめちゃめちゃ建てているようだ。

途中、高速道路のパーキングエリアに寄った。高速のパーキングエリアのお店っぽい店があったが、暗い。最初やってないのかと思ったら、どうやらやっているようだ。日本と違って明るくしないようだ。このあと以降にも、お店なのに電気が薄暗い店に数多く遭遇した。

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「農民の別荘だ」という説明だった。

矢印信号。

どこもかしこも建築ラッシュ。

木を運んでいるらしい。途中、普通車でボンネットから木が突き出した車もあったが、木を運ぶのは普通なのか?

杭州-安徽州高速道路。

中国旅行記 第一日目 後編

高速道路を走っていくと、だんだんと田舎へ変わっていった。かなり朝早く起きたというのに車窓の風景に目を奪われてほとんど起きていた。「中国来たー」という感覚が強くなっていく。

高速道路からみた橋。どこの橋かは忘れてしまった。

このあたりから高度経済成長というよりはイメージしていた中国っぽい風景に変わっていく。

そして、屯渓という街へ着く。黄山案内のガイド呉さんと合流。彼は黄山近傍の間一緒に案内してくれる。最初に老街というところへ行き、その後初中華を食べる。呉さんと初さん、日本語がぺらぺらだがときどき早口なのか聞き取れないところがある。「蛇が蛙を食べたという伝説に由来する料理です」という説明された料理があったが、これはいったい蛇なのか蛙なのか。鶏肉みたいなのが蛙で、海苔みたいに浮いているのが蛇の皮だろうと推測した。その後全員の写真を撮ってもらおうということで店員に声をかけようということになったが、そもそも呼びかけるときの「すいません」をなんて言っていいのかわからず、そうこうしているうちに初さんが来てしまった。そして初さんに写真を撮ってもらった。

ホテルは4つ星ホテルらしく、かなり良かった。5つ星だとうそ臭いが4つだと本当っぽい気がした。

老街。古い中国っぽかった。

泊まったホテル。

ホテルの窓からの景色。デジカメの性能がよくないため暗いところではカメラをどこかに置かないと手ブレでぼけてしまう。この写真は置いて撮った。友人KTとKSの最新型デジカメは余裕でブレずに撮れるのが驚いた。

この街(屯渓)へ来て驚いたのは、人の多さと交通の激しさ。山の中の高速道路を三時間もかけて行ったので、せいぜい富良野程度の小さな町に行くのかと思っていたが、初さんいわく「人口が百万しかない小さい街」だった。まず、スクーターが非常に多いことに驚かされる。自転車も多い。車道一杯にスクーターと自転車。車はほとんどクラクションを鳴らしているし、クラクションを鳴らしても動かないスクーター自転車歩行者ばかりなので、反対車線に出て追い抜く。しかも反対車線にもがんがん車が走っているので、障害物レースをしているようだった。