【anan No.15932008年4月16日発売】「3人の料理上手が告白&再現、私


【anan No.1593 2008年4月16日発売


3人の料理上手が告白&再現、私の”恋に効いた料理”はこれ!」
P33:
勝木友香 放送作家
明石家さんちゃんねる』(TBS系)『嗚呼!花の料理人』(日本テレビ系)など、数々の番組を手掛ける。
疲れたカラダに染みる、優しい味で男心を掴みます。

 付き合った人の生活パターンや好みに合わせて、オリジナル料理を生み出すことがあると言うのは、放送作家の勝木さん。
「”あじの出汁茶漬け”は、仕事で帰りが遅くなることが多い彼氏のために考えました。冷蔵庫にあるものでさっと作れるし、夜中に食べても胃に優しい。飲んで夜遅く帰ってきた時にもよくリクエストされましたね。お米は彼の様子を見て炊き方を工夫します。疲れていたら塩をひとつまみ入れてみたりとか。疲れている時や弱っている時に、カラダに染みる優しい味の手料理があると、男の人は弱いみたいですね。体調を崩した人に雑炊を作ってあげたのがきっかけで、付き合うことになったという経験もありますから(笑)」
 メインとなる料理に不足している味や栄養を補う一品を添えるのも勝木さんのこだわり。
「菜の花のような季節野菜を使った小鉢ものを作ることが多いですね。ご飯もの、小鉢、漬物をお膳にして出すお夜食は見た目もきれいなので喜ばれます」

あじの出汁茶漬け
■材料(2人分)
あじの干物1枚 ちりめんじゃこ20g 実山椒小さじ2 大葉5枚 三つ葉少々 ご飯茶碗2杯分 白ごま大さじ2 だし汁300cc 塩、酒各適量 わさび、ゆずの皮各少々
■作り方
1.大葉は軸を取り除いて、千切りに。三つ葉は食べやすい大きさに切る。あじは焼いて熱いうちに身をほぐしておく。
2.炊いたご飯に、大葉、白ごま、ちりめんじゃこ、実山椒、あじのほぐし身の半量を混ぜ合わせる。
3.温かいだし汁に酒と塩を入れて、味をととのえる。
4.2.で混ぜ合わせたご飯を茶碗に丸くなるように盛り、真ん中をへこませて残りのあじのほぐし身をのせる。そのまわりに三つ葉を散らし、わさびを添える。お好みでゆずの皮を散らしても。
5.食べる寸前にだし汁を注いでできあがり。

菜の花の小鉢
■材料(2人分)
菜の花1/2束 しょうゆ大さじ1 酒小さじ1 和からし、みりん、白ごま、塩各少々
■作り方
1.しょうゆ、酒、みりん、和からしを混ぜてタレを作る。
2.菜の花の根元を切り、塩をひとつまみ入れた熱湯に入れてさっとゆがく。
3.ゆがいた菜の花をザルにあげて水気を切り、1.のタレさっとくぐらせる。
4.皿に盛って白ごまをふり、最後にお好みで和からしを添える。