新春ドラゴンクエストコンサート

この話題は、どうしてもカテゴリー分類をまたぐので、
「音楽」かつ「ゲーム」の話題ということで、書かせていただきます。


昨日のことになりますが、コンサートに行ってきました。
とはいっても、昨日行ってきたのは、僕がここ最近行ってたような、
体力を使い果たすようなコンサートではありませんで(笑)、
座って聞くオーケストラのコンサートです。
しかし、皆さまご存知の通り(?)、残念ながら僕には、
クラシックオーケストラをじっと聞くような高尚な素養が欠けているようでして(笑)
で、結局、何のコンサートだったかというと、


すぎやまこういち 新春 ドラゴンクエストコンサート スペシャル」


というコンサートに行ってきました。
実は僕、ドラクエのオーケストラコンサートには昔からよく行ってるんですが、
今回で何回目になるんだろう・・・もう10回以上は行ってると思います。
昨日のコンサートは、昨年春に発売されたドラゴンクエスト5の曲目を中心に、
一部、昨年末に発売されたドラゴンクエスト8の曲目も演奏されました。
以下、セットリストを掲載しておきます。

すぎやまこういち 新春 ドラゴンクエストコンサート スペシャ
2005年1月9日(日) 14:00会場/15:00開演 東京文化会館大ホール


指揮とお話:すぎやまこういち
演奏:東京都交響楽団


1. 序曲のマーチ(DQ5
2. 王宮のトランペットDQ5
3. 街角のメロディ〜地平の彼方へ〜カジノ都市〜街は生きている〜街角のメロディ(DQ5
4. 愛の旋律(DQ5
5. 空飛ぶ絨毯〜大海原へ(DQ5
6. 淋しい村〜はめつの予感〜さびれた村(DQ5
7. 哀愁物語(DQ5
8. 戦火を交えて〜不死身の敵に挑む(DQ5
9. 洞窟に魔物の影が〜死の塔〜暗黒の世界〜洞窟に魔物の影が
10. 高貴なるレクイエム〜聖(ひじり)(DQ5
11. 大魔王(DQ5
12. 天空城DQ5
13. 結婚ワルツDQ5


14. 雄叫びをあげて〜難関を突破せよ(DQ8
15. 神秘なる塔(DQ8
16. 広い世界へ(DQ8


〜アンコール〜
17. 城の威容〜王宮のガヴォット(DQ8
18. この道わが旅DQ2

いやー、素晴らしいコンサートでした。
DQ8の曲をオーケストラで聞くのは今回が初めてだったんですが、
戦闘の曲とか、もうめっちゃめちゃアツかったっす!
やっぱり生のオーケストラは迫力が違いますわ。
僕の中での、DQ8の曲に対する評価が一気に高まったのは言うまでもありません。
てか、生で聞くドラムがすんごくカッコイイんすよ。
しっかし、あのボス戦の曲とか、ものすごい変拍子の曲なんですが、
それを難なくこなしてしまうドラムの人、めっちゃカッコよかったっす。


すぎやまこういち先生、やっぱり天才ですね。
前にも書きましたけど、こんなにアツい仕事をやってくれる73歳の作曲家は他にいません。
昨日のコンサートでは、指揮を振っている途中で足がつってしまったり、
うっかり曲順を間違えてやり直しをしたりと、大変そうな面も見せていましたが、
演奏のやり直しがあったときなんかは、


「あー、テンション下がっちゃった。う〜〜ん、よし!テンションをためた!」


なんて言って、ドラクエファンで埋め尽くされた会場を沸かせるすぎやまさん、最高です(笑)
コンサート冒頭のお話でも、


「ステージ裏で、テンションをためてきましたよ。
テンションためて、もっとためて20! さらにためて50!
でも、これ以上ためてハイパーテンションになっちゃうと大変ですよね」


なんて、テンションの正確な上昇数値までそのまんまトークに入れてきて(笑)
もう、トークも演奏も、ドラクエファンにはたまらんコンサートになりました。


で、もう極めつけは、アンコールが「この道わが旅」ですよ。
「いままでドラクエ8の曲をやってきました。次の曲は、÷4です。」
というすぎやまさんのお話を聞いた途端に、もう目頭が熱くなりましたわ。
会場には、小中学生ぐらいの人もたくさんいましたし、
この曲を知らない世代の人も会場にはたくさんいたのかもしれませんが、
一方で、この最後のアンコールに目頭を熱くしてしまった、僕のような古株ファンも、
きっと、大勢いたのではないかと思います。
8作目をやったばっかりなのに、いまだ2作目の曲で感動できる。
僕の人生、僕の人格の中に占める「ドラゴンクエスト」の大きさを、
あらためて自ら実感した、昨日のコンサートでありました。


夏のコンサートでは、いよいよドラクエ8の曲全てが、オーケストラで演奏されるようです。
あの生オーケストラの迫力で、ついにあのラスボス曲まで聴けるのか・・・。
どんな都合があろうとも、絶対に行くつもりです。