こんなはずじゃ・・・

犬のオーナーになるのは簡単だ。
誰でもなれる。
その気になれば今日からでも・・・

そもそも、我が家に最初に犬がやってきたとき、
犬の飼い方や躾けの本を何冊も買ってきて片っ端から読んだ。

そして希望に燃えていた。
躾の行き届いた犬にするんだ。
人にうらやましいと思われるような・・・

たとえば、スーパーの前でおとなしくお座りをして待つ犬。
誰にでも可愛がられる人懐こい犬。
他の犬や人に吠えたりしないキリリとした顔立ちの犬。
名前を呼べば、瞬時に主人のもとへ戻ってくる賢い眼をした犬。
そんな犬に育つことを信じて疑わなかったあの日。

だが、３年半たった今、我が家のリビングの真ん中には、
そんな名犬には程遠い、小型犬だが態度はでかい短足犬が１匹。
そこに居ることが当然と信じて疑わず、へそ天で眠っている。

犬に話しかけてる人を見てると、ちょっと恥ずかしいと思ってたあの頃。
しかも犬に幼児言葉使ってるよ！
ああなっちゃあお終いだよね・・・そう思っていた。
犬と暮らすまでは・・・。

ところが今では人前でも堂々と犬に話しかけてる自分。
おまけに名前に「ちゃん」付け。

犬が出てくるＣＭ、ドラマ、写真に泣く。
この本を読んで号泣してしまったり。

いつでも会える (ハートフル菊田まりこの絵本)

いつの間に魔法をかけられちゃったんだろう？