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2-23

1963年以前にも「厩戸王」の用例はある

| 20:40 |  1963年以前にも「厩戸王」の用例はあるを含むブックマーク

 指導要領改定案の問題点:「厩戸王」は戦後に仮に想定された名、「うまやどのおう」も不適切 - 聖徳太子研究の最前線

 私も「厩戸王」に変更するという試みには首をかしげるほかありません。それを言いだしたら、天皇の漢風諡号はアウトですし、そもそも天武より前の(推古という説もある)「天皇」号もアウトでしょう。「聖徳太子」はダメで「推古天皇」はOKというのは、どう見ても筋が通らない。従来通り「聖徳太子」で問題ないでしょうし、「厩戸皇子」でもいいでしょう。

 しかし、「厩戸王」が不適切であるということを主張するために上記ブログの記事のように言うのはいかがでしょうか。「厩戸王」という表記が小倉豊文氏や田村円澄氏の著作によって定着し、流布したというのは事実であっても、「厩戸王」は戦後の造語であって「どの時代の史料にも見えません」というのは事実に反します。

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(『甲斐国志』巻四八。 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/764929/26

頂ニ駒形権現ヲ祭ル。厩戸王ノ驪駒ハ此山ヨリ産セシト云コト俚談ニ伝ヘタリ

 あの有名な聖徳太子の愛馬が「駒ヶ岳」で誕生したという伝説。江戸時代史料が記録したこの「俚談」がどこまで遡るかはわかりませんが「どの時代の史料にも見えません」が言い過ぎなのはこれで明らかです。もちろん、ほとんど見かけない表現であることは確かですし、本文上の問題もあるかもしれませんが。

 ちなみに「厩戸王」の「王」は、ブログにあるように、よむとすれば「みこ」(あるいは「おおきみ」)とよむのが常識で、「うまやどのおう」はかなり不審です。

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(『甲斐叢記』後輯七。 https://books.google.co.jp/books?id=cyQuAAAAYAAJ&pg=PT194#v=onepage&q&f=false

古時厩戸王(うまやとのみこ)の驪駒此山中より出しと云伝ふ

 この記事自体は『甲斐国志』を参照したのかもしれません。

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2-22

本棚メモ(2)

| 11:49 |  本棚メモ(2)を含むブックマーク

 昨日の続きです。

堀景山伝考 (研究叢書)

堀景山伝考 (研究叢書)

荒木田麗女の研究

荒木田麗女の研究

浜辺の文学史

浜辺の文学史

キク大事典

キク大事典

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2-21

本棚メモ

| 15:35 |  本棚メモを含むブックマーク

 今日と明日の2回にわけます。

史料学遍歴

史料学遍歴

仏教史研究ハンドブック

仏教史研究ハンドブック

東アジアと百済土器

東アジアと百済土器

古代寺院の土地領有と荘園図

古代寺院の土地領有と荘園図

安居院作『神道集』の成立

安居院作『神道集』の成立

中世楽書の基礎的研究 (研究叢書)

中世楽書の基礎的研究 (研究叢書)

義科『廬談』摩訶止觀: 論草3

義科『廬談』摩訶止觀: 論草3

描かれたザビエルと戦国日本

描かれたザビエルと戦国日本

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2-14

本棚メモ

| 23:04 |  本棚メモを含むブックマーク

新訳 往生要集 上: 付詳註・索引

新訳 往生要集 上: 付詳註・索引

新訳 往生要集 下: 付詳註・索引

新訳 往生要集 下: 付詳註・索引

『源氏物語』 の特殊表現 (新典社選書 82)

『源氏物語』 の特殊表現 (新典社選書 82)

ビジュアル「国字」字典

ビジュアル「国字」字典

古典の叡智――老いを愉しむ (新典社選書 81)

古典の叡智――老いを愉しむ (新典社選書 81)

韓国古代文学の研究

韓国古代文学の研究

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2-9

少し困る影印本

| 14:25 |  少し困る影印本を含むブックマーク

 CiNii 図書 - 京都国立博物館蔵『本朝文粋巻第六』 ; 大谷女子大学図書館蔵『新撰字鏡類韻』

 拝読にあたってパラパラとめくったところ、また軽い違和感が・・・

f:id:consigliere:20170209142022j:image

 なんとはなしに、読みづらくありませんか(頁数と行数に注目)?そう、これはあの時感じた違和感にそっくり・・!(参照: 中国で刊行された論語の影印本の体裁がおかしい - Cask Strength

 この影印を見ようとする時は本を右に90度回すことになるわけですが、そうすると、まず下に来る頁(今回でいえば10頁)を見てから上の頁(11頁)を見ることになる。本来であれば、同じシリーズの、

 CiNii 図書 - 道明寺天満宮蔵『新撰万葉集』

f:id:consigliere:20170209142023j:image

のような体裁が望ましいのは当然のことです。

 しかし、これは意図的なものではなくて、うっかりミスの一つでしょう。そして、うっかりだとすれば、こういったことはいつか私たち自身もやりかねないということを意味します。

 私たちは、職業柄、校正には細心の注意を払います(それでもミスは免れない)。しかし、組版や製本といったところまではなかなか気が回らないものです。基本的には出版社、印刷所任せでいいとは思うのですが、油断すると上記のようなことも起きるし、たとえば以下のようなことも起きます。

f:id:consigliere:20170209142024j:image

 (のどの部分が読めない・・・!書名は伏せます)

 公刊される以上は編著者はこういったことにも責任を持つ必要があると感じた次第です。

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2-7

本棚メモ

| 23:00 |  本棚メモを含むブックマーク

絵伝と縁起の近世僧坊文芸: 聖なる俗伝

絵伝と縁起の近世僧坊文芸: 聖なる俗伝

日朝関係史

日朝関係史

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1-31

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