文化庁のサイトその後

笹山登生氏の掲示板でも言及されているが、12月3日付けのエントリ(id:copyright:20041203#p2)で指摘した文化庁のサイトのフレーム内リンクですが、先ほど確認したところ無くなっていました。

まず、12月3日付けで新着案内のページに記載されていた「学校における著作権教育アンケート調査報告書(社団法人 日本教育工学振興会)」という表示が無くなっています。
http://www.bunka.go.jp/sinchaku.html

そして最初に問題にしたURL http://www.bunka.go.jp/new_fr3.html を直接開くと、フレーム内に「著作権〜新たな文化のパスワード〜」が表示され、「これであなたも著作権何でも博士<学校関係者向けの著作権教育情報>」の下のところに、(関連リンク)として「・学校における著作権教育アンケート調査報告書(社団法人 日本教育工学振興会)」が表示されていて、そのリンクをクリックすると別ウィンドウが開いて日本教育工学振興会のサイトの調査報告書が表示されるようになっています。

最初から、このような形にしておけば、何の問題もなかったと思いますが、新着案内の一覧から削除してしまうのは、どうでしょうか。

なお、フレーム内リンクの画面をキャプチャしていなかったので、今では、その様子を示すことができません。
文化庁がフレーム内リンクをしていたことが確認できないか、Internet Archiveと、Googleのキャッシュをしらべてみましたが、Internet Archiveは2004年2月の分が一番新しく、Googleのキャッシュで表示しようとすると、空白ページが表示されてしまいます。(フレームのURLだからでしょうか)

フレーム内リンクは直ったが

文化庁のサイトのフレーム内リンクは修正されたが、相変わらず文化庁サイトの著作権表示はそのままだ。

このホームページに掲載されているすべての情報は,文化庁著作権を有しています。法律で認められたものを除き,無断で転用・引用することを禁じます。
文化財の紹介のページに掲載されている情報のうち,写真資料については,それぞれ併記された提供元の協力により掲載されています。

この著作権表示の問題点については、文化庁に対して2003年3月にメールで質問を送っているが、未だに返事は来ないし、著作権表示もそのまま。
文化庁は「情報」に著作権が生じるという見解なんでしょうか。
文化庁は「著作権法」や「著作権等管理事業法」等の法律の著作権者であるという見解なんでしょうか。