驚くほど嘘つき

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。


新年第1弾のブログがこんな内容なのは残念ですが、ネタ的にこれは書いておかねばと思ったので、ブログを開いた次第です。


うちでもう2年くらい働いてくれており、悟空妻もそこそこ信頼していた配達スタッフのことです。


ある日、当社が配達をさせて頂いているお客様から「今日配達してもらった牛乳の受け取りを友人に頼んだら、値段を分かっておらず、多く支払ってしまったので次回の配達時に返金してほしい」という内容のテキストがきました。

すぐにスタッフに電話し、確認したところ「代金はちょうどしか受け取っていない」とのことだったので、その旨をお客様に伝えたところ、「おたくのスタッフにもテキストを送ったが、次回返金しますと返信してきている」と言われてしまいました。


おいおいおい?、ということで「差支えなければ、うちのスタッフからのテキストを転送して頂けませんか?」とお願いしたところ、うちのスタッフとのやりとりをスクリーンショットで撮ったものを送ってくれました。そこにはうちのスタッフが「すみません、次回返金します。気分が良くなかったもので、間違えてしまいました」と送っているのが、バッチリと表示されていました。



動かぬ証拠を掴んだ以上、黙っているわけにはいきません。
スタッフが配達から戻ってくるのを待って話をしました。

悟空妻「今日のお客様のことだけれど、本当に多くもらっていないの?」

スタッフ「はい、ちょうどしかもらっていません」

悟空妻「お客様があなたにもテキストしたって言っていたけれど、それには何て返信したの?」

スタッフ「ちょうどしか受け取っていませんって返信しました」

悟空妻「そのテキスト、見せてくれる?」

スタッフ「はい、携帯取ってきます」


おそらくこの間に急いで自分が送ったテキストを消したのでしょう。彼女の携帯には「すみません〜」のメッセージが残されていませんでした。

悟空妻「ここのあなたからのメッセージは?」

スタッフ「なぜかわかりませんが、残っていません。でも私は消したりとかしていません。」

悟空妻「ちょっとこれ見てくれる?(お客様から送られてきたスクリーンショットをみせながら)あなた次回返金しますって返信しているじゃない。」

スタッフ「(顔色ひとつ変えずに)え、知りません、こんなテキスト。私は送っていません」

悟空妻「でもこれあなたの番号じゃない。あなたが送らなかったら、なんでこんなメッセージがここに表示されるの?」

スタッフ「わかりません」



こんな調子で、悟空妻の詰問にも顔色ひとつ変えずに、知らぬ存ぜぬを貫き通した彼女。 もう話にならないと思うのと同時に、その態度に空恐ろしさすら感じ始めました。嘘をつこうとすると、必ず顔や態度に出てしまう悟空妻には絶対に真似できない技であると同時に、そういうことを平気でできる神経が理解できないので、自分の理解を超えたものを目にした恐怖とでもいうのでしょうか。


そんなわけで、これ以上彼女を雇っているのも嫌というか、「この子、平気で嘘つくし気味が悪い。こんなのがそばにいるのも嫌だ」という気持ちになってきてしまいました。

しかし、本人が認めていない以上、やたらクビにすると不当解雇で訴えられる可能性もなきにしもあらずなので、なんとか本人の口から「辞めます」と言わせるべく、ジワジワ作戦にでることに―。



悟空妻「あのお客様の件だけれど、あなたがちょうどしか貰っていませんって返信したという証拠を私に見せてくれない限り、もう配達はさせられないから、今後は乳加工だけやってくれる?」

スタッフ「わかりました」

悟空妻「で、あなたの給料なんだけれど、今まで配達をやってもらっていたからその給料を出していたわけで、乳加工しかやらないんだったら、今までと同じ給料は出せないから。」

スタッフ「え、いくらになるんですか?」

悟空妻「(大幅ダウンの金額を提示して)それから今までは週6日働いてもらっていたけれど、乳加工だけなら働いてもらう日数も週4〜5日くらいになるかな。」

スタッフ「え、それじゃあちょっと困るんですけれど・・・」

悟空妻「(今のところ配達員はもう一人いるので、当面困りませんが、今回みたいなことがまた起こった場合に備えて)でね、私はもう一人新しく配達員を育てたいと思っているから、もう一人新しく女性を雇おうと思っているの。もしその子が来たら、あなたの仕事日数はもっと減ると思うんだけれど、それでもうちで働き続ける?」

スタッフ「・・・ちょっと今すぐは決められません」

悟空妻「じゃ、よく考えて、決めたら教えて」



ほとんど辞めろと言っているようなものです。
この2日後、彼女は辞意を伝えてきました。


「じゃあ、代わりの子が見つかって、その子がある程度仕事を覚えたら辞めてくれていいから」ということになり、やれやれこれで一件落着と思っていたところ、なんと代わりに入ってきた新人スタッフに対して、彼女が嫌がらせというか、わざとやる気をなくさせるようなことを言ったりしたりしているという報告が別のスタッフからあがってきました@@;!!

こりゃもうすぐにでも辞めさせなければということになり、ややスパルタ教育で新人を仕込んだうえで、「新しく入ってきた子もだいぶ仕事を覚えてくれたから、もう辞めて次の仕事を探してくれていいから。その方があなたにとっても良いと思うし」と告げると、うちの仕事が休みのときに他の会社に研修を受けに行ったところ、気に入られて雇ってもらえることになったので、自分にとっても丁度良かったというようなことを彼女が言ったので、表面上は円満退社という形で終わりました。



その後、別のスタッフが近くのサリサリストアに買い物に行ったところ、店主がそっと言ったそうです。
「今日、あの子の母親が買い物に来たから、あの子に新しい仕事が決まったのかって聞いたら、書類は出したけど研修も何も受けていないし、次の仕事なんか全然決まってないってさ。」