魔法先生ネギま! 283時間目 明日菜にモーレツアタック(ハートマーク)

所謂「萌え回」という事なのだろうけれども、最近は少し違う目で見てしまうなあ。というのも、赤松健が女子の目をどれだけ意識しているのか、とか。
実際、今回のエロシーン(w)もちろん明日菜がメインで描かれているけれども、そこに「ネギのセクシーシーン」も添えられている、と見る事ができる。女子の視点で、つまり明日菜の視点で見れば、カッコイイショタネギを裸にひん剥いて、色々好きなことが出来てしまう回という事にもなる。その上、そのショタが激しい苦しみにあえいだり、自分にしな垂れかかってきてくれたりする。女子の視点から見ても、結構美味しい回なのでは無いだろうか。
で、ふと気が付いたのだけれども、明日菜が偽者で、その中に栞が入っているのって、計算ずくなのでは無いだろうか。
何かに憑依している者から見た視線を作ることが、物語を外からみる読者の感情移入をより強める、という効果は結構使われている。例えば「Air」の烏のソラとか。男からすると女子の視点で感情移入することがあまり無いので分り辛いけれども、女子にしてみると、案外偽明日菜の栞の立場って感情移入しやすいのかもしれない。「大切な仲間」とかネギに言われて、結構きゅんとする女子が沢山いるような気がする。その上、ネギのパートナーになれちゃったりするのだから、本当に美味しい話だ。
赤松センセー計算づくだなあ(^^)。
さて、今回ちょっと面白かった部分。
明日菜の「ネギの弱点が風呂くらい」というセリフは結構重要かも。つまり、これは前回、ネギが仲間を認めた事を踏まえて言っているのだろう。ネギは戦闘力的に強くなった。しかし、それでも明日菜は納得していなかった。けれども、今回ネギの事をほぼ全面的に認めているのは、ネギがクラスメイト達を仲間と認め、メンタル面で大きく成長しているという事を明日菜として認めたという事なのだろう。これは、ネギがエヴァに別荘で突きつけられた弱さを、一応は克服したという現われになるだろう。まだ完全なものではないだろうけれども。
あと、龍宮がかっこいいなあ。彼女の非常に段階を踏んだ理性的で正しい判断に惚れる。最初から拷問をチラつかせながら、それ以外の手段をちゃんと検討している。それもネギ達の立場に立って。その分ネギ達が真剣に考えるのだから、それが正解だ。彼女の真の意味での優しさを感じる事ができる。そして、実際にネギはその方法を見つけたのだし。けど、どうやらネギは隊長を追い抜いたようだ。メンタルではどうか分らないけれども、戦闘力では純粋にネギの方が強いのだろうなあ。
そして、栞ちゃん。もうネギにメロメロだしw。そりゃ、他人の感情とはいえ、擬似恋愛を維持し続けていたのだから、かなり感染してしまっているだろう。32番て、ネギにとっての新たな生徒という意味だろうかw。
パクティオーは、契約なのだから本当は両者の合意があるべきと思うのだけれども(当初、「成功」とか言っていたのはそういう意味だったと思うのだけれども)、別に意識は関係ないのかな。ネギの事が大っ嫌いな奴が変装していた時、強制的にパクれるのだろうか。まあ、この場合、栞はメロメロだから問題なかったけれども。
さて、これで彼女を足がかりにしてフェイト美少女軍団にもより強い関係性が出来そう。フェイトの元にいる以上は、どうしても「世界を救うためのコマ」として幸薄そうな彼女達だけれども、これで幸福の道筋が開けたと考える事が出来るのかも知れない。
ネギ君、全員たらしこんでしまえw。