こないだはありがとうございました。

こないだのB−bayでのライブは、めずらしくカバーばかり歌ったので、セットリストを書き残しておこうと思います。
1.それとなくな風に吹かれて
2.つま先の向こうに
3.Over the hill(John Martyn)
4.Lord Franklin(Trad arr・Martin Carthy)
5.Strolling down the highway(Bert jansch)
6.Black water side(trad arr・Bert jansch)

trad arrというのはその伝承歌をアレンジした人を指してます。カバーするミュージシャンによってアレンジや歌詞が異なり、そこも面白いところです。
僕はそれらをアレンジ通りにコピーしたわけではなく、なんとなく曲をなぞってカバーした感じなので中途半端だったかもしれません・・・。
もっと練習が必要です。


ライブ会場でお客様に「おすすめのアイリッシュ/ケルト系の音楽を教えて下さい」と言われたのですが、そっち系は正直疎いんです・・・すみません。
僕がたしなんでるのはサイケデリックな味がある英国トラッドです。
とはいえどたくさん聴いているわけではないのですが、個人的なブリティッシュ・トラッド/フォーク系シンガーソングライターのおすすめを集めてみました。

Power Of The True Love Knot

Power Of The True Love Knot


67年発表となったシャーリー・コリンズのアルバム。妹のドリー・コリンズ、そしてストレンジ・フォークの代表格であるインクレディブル・ストリングスバンドのメンバーも参加してます。
ジョー・ボイドプロデュースで、時代を意識したサイケな音作りが多少なされてます。ドリーによるリコーダーオルガンが心地よい。
シャーリーは78年頃に惜しくも引退してますが、現在でもたまに歌ったり、執筆活動などもしているそうな。

Acoustic Confusion

Acoustic Confusion


1971年発表となった彼のデビュー作。歌声はニック・ドレイクに近い雰囲気。ギターは英国トラディショナル・フォークやブルースからの影響が感じられますね。
卓越したギターワークが大きな魅力。華やかな雰囲気はないけど親しみやすさのある名作。彼は現在も活動中で、2010年には来日してます。

Just Another Diamond Day

Just Another Diamond Day


70年発表の作品。アイドルとしてデビューしたヴァシュティ・バニヤンですが、早々に事務所を離れて、自作のフォークソングで音楽活動を始めた変わった経歴の持ち主。
ジョー・ボイドが彼女の独特な浮遊感ある歌声を大変気に入り、プロデュースを手掛けています。
この作品を残して音楽活動から手を引いたのですが、2000年代に再評価され、奇跡的に新作もリリースされました。
余談ですが、僕が一番最初に買った英国フォークアルバムでもあります。


アシッドフォーク寄りですが・・・入門編としてとらえてもらえたら嬉しいですね。