中川翔子 - しょこたん☆かばー4-1 ~しょこ☆ドル篇~

しょこたん☆かばー4-1~しょこドル編~(DVD付)

しょこたん☆かばー4-1~しょこドル編~(DVD付)

1はんぶん不思議
2吐息でネット
3ロコモーション・ドリーム
4赤道小町ドキッ
5約束
6くちびるNETWORK
7蒼いフォトグラフ
中川翔子が主に80年代のアイドルヒット曲をカバーした企画盤。彼女はそこそこ歌唱力があるうえ声色をいくつか(と言ってもおもに2種類)使い分けているように思うので、非常に彩り豊かな作品になっている。
以下、中川翔子が歌った内容ではなく原曲への個人的な思い出。

  • M1―CoCoのカバー(90年)。当時はCoCoかRibbonかみたいな論争も辺境の地では勃発していたらしいが私は永作さんがいたRibbonの方がいいかな。曲は知らんけど。
  • M2―南野陽子のカバー(88年)。これは原曲がなかなか良い。TVの歌番組でも歌われていたがその時の白い階段を降りてくるシーンが後述する岡田有希子の「くちびるNetwork」とどっちだったかイマイチ思い出せない。
  • M3―田村英里子のカバー(89年)。この人は確かそんなに上手じゃなかったような気が…おかげで曲も全く覚えていない。ごめんなさい。マルチリンガルなんじゃなかったけか。結構好きでした。
  • M4―山下久美子のカバー(82年)。変わった声質の人で布袋寅泰の前妻。この曲は「君に、胸キュン。」っぽいと思っていたら制作に細野さんと高橋さんが関わっていたようです。大変ポップで当時としては新しいジャンルの曲だったように思うんだけれどいかんせん声が自分には合わなかったです。もったいないことをした。
  • M5―原日出子のカバー(81年)。この人は夫婦仲がいいというくらいしか存じ上げません。まあいい情報なのでご容赦ください。関係ないけど「約束」と言えば渡辺徹ですよね。
  • M6―岡田有希子のカバー(86年)。作詞は松田聖子、作曲は坂本龍一という布陣で制作されチャートでも1位を獲得したが、その2か月後彼女は投身自殺を遂げた。中学時分の生物教師が彼女の大ファンで、事あるごとにその事件について嘆いておられた。結構直接的な詞のメッセージなのに本当に爽やかに歌われていて大人になってから聴くと例の先生のことと相まってちょっとしんみりする。
  • M7―松田聖子のカバー(83年)。徳永英明が「VOCALIST」シリーズでカバーした「瞳はダイアモンド」と両A面でリリースされた。松田聖子はそんなに好きじゃなかったので薀蓄はなしです。百恵ちゃんが好きやってんボク。

で、中川翔子がこれらをどう歌っているかと言うと、いわゆる「アイドルっぽいフリフリした歌い方」。同時発売された「しょこ☆ロック篇」では昨今の声優のような若干パワー押しスタイル。ロックシンガーは好きだからそういうのは大歓迎なのである。