3月28日 クマゲラのお手入れ

今日は風は強いですが天気が良く、山も良く見えます!ニセイカウシュッペ山の槍もご覧の通りくっきり!かっこいい!

層雲峡の森も少しずつ雪どけがはじまり、地面がみえはじめたところから、エゾシカがやってきて草を食んでいます。

スノーシューで歩いていると、クマゲラの巣をいくつか見つけました。以前見つけた古巣には、ナント!お手入れした跡が!!クマゲラがノミのように嘴を使って、入口を削ったあとがオレンジ色になっています。しかも中に何かいそうな気配が!!?

クマゲラは、その年に使おうとする巣をお手入れすることがあります。たとえば、生きた木にクマゲラが穴を開けても、木はその傷口を直そうとする治癒力があるので、穴がだんだん狭くなります。しかし、クマゲラはその木を気に入ると何年も巣に利用するので、小さくなった入口を嘴で削って、穴を広げて修繕したり、穴の中のゴミ等を外に捨てたり、お掃除にくるのです。

そのお手入れした形跡のある木から約60mほど離れた所にたつハンノキにも巣穴が。この穴も良く見ると出入りしている様子です。
もしかしたら夜間、寝に戻るためのねぐらかもしれません。


クマゲラが今年も層雲峡でペアになり、子育てをして、無事に育っていくと良いな〜☆

photo/ケン・木守
文/木守